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Geminiの画像生成をChatGPTやMidjourneyと比較検証!使い方や商用利用も

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2025年5月Googleの画像生成AIモデル「Imagen」(読み方はイマジェン)の新しいバージョンがリリースされました。この「Imagen 4」はクオリティーが高いと評価され、気になっている方も多いでしょう。

Imagen 4はどれくらい凄いの?
ChatGPTやMidjourneyと比較して
商用利用は可能?

この記事を読むことで、上記のような疑問が解決します。

Imagenは、Googleの生成AI「Gemini」上で利用できます。

こんにちは、シントビ管理人のなかむーです。

結論から言うと、Imagen 4はかなりクオリティー高いです。ただし、一部苦手なところもあり、用途によっては合わないです。

今回も文系目線でわかりやすく解説していきます。

この記事を読むことで以下のことがわかります。

今回の内容を参考にGeminiで画像生成を始めてみましょう。

Geminiの画像生成機能「Imagen 4」とは?

Googleが開発した画像生成モデル「Imagen」はGemini上で利用できる画像生成機能です。2025年6月現在のバージョンは「Imagen 4」です。

使い方は簡単で、チャット形式でテキスト(文章)を入力するだけで、AIがオリジナルの画像を生成してくれます。これを「Text to Image」と呼びます。また、画像から画像を生成する「Image To Image」にも対応。汎用性の高いAIモデルです。

Imagen 4は、長く複雑な指示文(プロンプト)でも、その意図を正確に理解できるのが大きな特徴です。写真と見間違うほどリアルで高品質な画像を生成できるだけでなく、水滴や動物の毛並みといった細部の表現力が向上しました。

プロンプトは日本語でもOKで、自然言語で入力できます。以下の画像は実際にImagen 4で作成した画像です。クオリティーの高さに驚きですね。

リアルな画像を生成してください。葉っぱから垂れる雫の拡大画像。雫には周りに咲くたんぽぽが写っている。アスペクト比4:3

Imagen 4を活用することで、専門的な知識やスキルがなくても、簡単な言葉だけで画像生成が可能です。

Gemini vs Midjourney vs ChatGPTを比較検証

Geminiの画像生成能力がどの程度のものか、画像生成AIのMidjourneyやChatGPT(4o Image Generation)と比較してみましょう。

Midjourneyとは?クオリティーレベルが最高クラスの画像生成AI

Midjouney

画像生成AIブームの火付け役といえば「Midjourney」でしょう。2022年のデジタルアートのコンテストでMidjourneyで生成された画像が1位を獲り、一躍有名になりました。

長らく、画像生成といえば「Midjourney」か「Stable Diffusion」と言われ、使いやすさの観点からMidjourneyを利用していた方も多いと思います。

GeminiとMidjourneyとChatGPTの生成画像を比較検証

実際に生成した画像を比較してみましょう。リアルな静物画、リアルな人物画、アニメ調の人物画の3つの観点で比較します。プロンプトには同一のものを与えています。(Midjourneyに合わせています)

リアルな静物画

まずはGeminiで生成したワイングラスです。非常にクオリティーが高く、実物写真と見分けが付きません。

続いてMidjourneyで作成したワイングラスです。こちらもとても美しいグラスで本物と見紛うクオリティーですね。

最後にChatGPTの4o画像生成で生成したワイングラスです。こちらも高いクオリティーで申し分ないです。

どれもクオリティーが高く、HPなどで使用しても全く問題ないレベルです。この勝負は引き分けとなりました。

リアルな人物画

続いてリアルな人物画です。

まずGeminiの画像です。非常にリアルでクオリティーが高いですね。知り合いにいそうな気がするのはわたしだけでしょうか?

続いて、Midjourneyです。とても爽やかなイケメンで、こちらも本物の人間と区別がつきません。

最後にChatGPTです。こちらも実際にいそうな方ですね。今回は細部までこだわっていませんが、もっとクオリティーを高めることも可能でしょう。

どの生成AIもはリアルな描写が得意で、会社のHPやLPなどでも使えるレベルですね。この勝負も引き分けと言って良いでしょう。

ただ個人的な好みとしては、僅差でGemini > Midjourney > ChatGPTですが、あなたはどう感じましたか?

(完璧すぎるのが逆にAIっぽい笑)

アニメ調の人物画

最後にアニメ調の画像です。

まずはGeminiです。中々悪くない画像ですね。靴を履いているところだけ気になりますが、高いクオリティーと言えるでしょう。

続いてMidjourneyです。圧倒的にクオリティーが高いですね。

最後にChatGPTです。好みもあると思いますが、クオリティーは一歩劣ります。ですが、サムネなどには、これでも十分使用できるでしょう。

ちなみに、ChatGPTはアニメ画像を生成すると、背景が簡素になりやすい傾向にあります。

画像のクオリティーを下げることはいくらでもできるので、アニメ画像に関しては、Midjourneyが一番優秀といえます。とはいえ、Geminiも悪くありません。

比較検証結果

今回掲載していない色々と試したことを交え、比較検証結果を簡単な表にしました。

私の主観や好みが多いに含まれています!

4o画像生成MidjourneyChatGPT
静物画像
リアルな人物画像
アニメ画像
画像内の日本語表現××
簡易さ
生成スピード
細かい調整
生成画像の修正
料金月額2,900円
(画像生成以外もできる)
月額10ドル〜月額20ドル〜
(画像生成以外もできる)
オススメな人ちょっと画像生成をしたい仕事でバリバリ使いたいちょっと画像生成をしたい
日本語を画像内に表記したい

Gemini全体的にバランスがよく、画像生成スピードは一番早いです。操作も簡単なため、多くの人にオススメできます。欠点は画像内に日本語を表記したい場合、精度が悪く使いものになりません。

Midjourneyはクオリティーが高いことに加え、画像の縦横サイズを柔軟に指定できたり、ズームアウトしたり、一部分だけ的確に変更したりもできたりと、柔軟性が高いです。一方で、操作を覚えるのには少し時間がかかるでしょう。プロ向けです。

ChatGPTアニメ画像が少しチープなのと、生成に時間がかかる点が欠点ですが、全体的なバランスは良いです。日本語表記の精度が高い点は評価できます。

あまりいないでしょうが、画像生成をするためだけにGeminiやChatGPTを契約する場合、コスパが悪いです。ただし、元々GeminiやChatGPTを使っていた方からすると、追加コストはないため、大変コスパが良いです。

本格的に画像生成を仕事を使う方にはMidjourneyがオススメですが、たまに使う程度であればGeminiやChatGPTで十分でしょう。

Geminiの画像生成機能「Imagen 4」の使い方

Geminiの画像生成機能の使い方を解説します。

Geminiでテキストから画像を生成

使い方はとても簡単です。

今回はパソコンのWebブラウザ上での作成方法を解説します。スマートフォンのGeminiアプリ上でも基本的な使い方は同じです。

Geminiのチャット画面を開きモデルを選択し、チャット欄に画像生成を指示するだけです。文意から「画像生成がしたい」ことを汲み取ってくれますが、念のため、「画像を生成して」と入れておくと間違いがありません。プロンプトは日本語で構いません。

Gemini 2.5 Flashよりも、2.5 Proのほうがクオリティーの高い画像が生成されます。

以下のようなプロンプトで作成してみます。(アスペクト比とは、縦横比率のことです。)

チャット欄に画像が生成されました。

画像をクリックすると全画面で表示できます。またダウンロードも可能です。

チャット欄に続けて指示をすることで、画像の修正が可能です。ただし、Geminiは画像の修正が苦手です。

「ウミガメを一頭追加して」と言ったのに、二頭追加されていますね。また、右上のウミガメは崩れています。

Geminiでは修正を指示するよりも、新規で作り直した方が良さそうです。

Geminiで画像から画像を生成

Geminiに画像ファイルをアップロードして、画像から画像を生成することも可能です。

今回ChatGPTで生成した以下の画像を元に、Geminiで再生成したいと思います。

チャット欄の「+」をクリックし、画像ファイルを添付します。プロンプトも入力します。

かなり忠実に参照にしながら、動きが出てリアリティーが増したように思います。

Geminiは画像から画像を生成する能力が高いので、ぜひ活用してみてください。

Geminiの生成画像の透かし(Watermark)は消せる?→消せない!

Geminiで生成した画像をダウンロードすると、右下に「ai」という透かし(Watermark:ウォーターマーク)が表示されます。これはこの画像が生成AIで作成されたことを明示するものです。

以前、Geminiの画像生成AI機能を用いて、透かしの入った画像の透かしを除去できることが問題になりました。この「ai」の透かしはその問題への対処と思われます。

参考:IT media「Googleの「Gemini」で「ウォーターマークを消せる」──SNSで物議 悪用を懸念する声多数【追記あり】

2025年6月時点ではこの透かしを消す設定はありません

Geminiの生成画像は商用利用できる?

Geminiで生成した画像が商用利用できるのかどうか、については、実は意見が分かれるところです。Googleの規約上は名言されていません。

禁止行為については、生成 AI の使用禁止に関するポリシーにおいて明示されていますので、一読しておくと良いでしょう。

言うまでもありませんが、暴力的な表現や性的な表現、人を貶めたり、世の中を混乱させたりするディープフェイクはNGです。絶対に止めましょう。

上記の禁止行為に該当しなければ、使用して良いかどうかは、利用者の判断になります。

万が一を考慮する場合には、Midjourneyのように商用利用可のサービスを利用するのがオススメです。

生成AIスキルを高めたい方はスクールもおすすめ!

生成AIを使いこなして、「スキルアップしたい」「転職したい」「副業したい」という方は生成AIのスクール受講がオススメです。

実践的な内容が学べたり、転職支援が受けられたりと、独学で学ぶよりも効率的です。興味がある方は以下の記事を参考にしてください。

Geminiで画像生成を始めよう!

この記事ではGeminiの画像生成機能「Imagen 4」について、MidjourneyやChatGPTとの違い、Geminiでの画像生成方法などを解説しました。

Geminiの画像生成機能はクオリティーが高い上に操作も簡単なため、初心者にオススメの画像生成AIです。一方で、画像を修正したり、画像内の日本語を表記したりするのは苦手です。

今回の内容を参考に、自身のニーズに合った画像生成AIを見つけてみてください。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!!

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