2024年最も注目集めたプログラミング言語「Python」(Googleトレンド調べ)。Pythonを始めたい!と考えている方も多いでしょう。
「Pythonの学習方法は?」
「それぞれのメリット・デメリットを教えて。」
「自分に合う学習方法が知りたい!」
この記事を読むことで、上記のような疑問やニーズが解決します。
Pythonは学習ニーズが高いだけでなく、採用ニーズも非常に高いプログラミング言語です。また昨今の生成AIブームで生まれた「プロンプトエンジニアリング」においても、重要な言語です。
こんにちは、シントビ管理人のなかむーです。
私はIT系の営業をしていますが、7年ほど前にPythonを学習した経験があります。ひょんなことからいまの仕事で最近Pythonを使う機会が出てきました。
そんな経験を活かして、今回も文系目線でわかりやすく解説していきます。
この記事ではPythonの主な学習方法を4つ紹介し、メリットやデメリットも解説します。この記事を読んでいただくことで、自分に合った学習方法を見つけることができるでしょう。
ぜひ参考にしてください。
Pythonとは?
Pythonは2024年、最も人気の高いプログラミング言語の一つです。Googleトレンドで言語比較をしても、他の言語を圧倒しているのがわかります。(他の主要な言語はJavaよりも低い位置でした。)
Pythonの特徴は読みやすく習得しやすい点です。AIや機械学習、データ分析、Web開発など幅広い分野で活用されており、特に近年のAIブームにより需要が高まっています。
Pythonのエンジニアになると、Webアプリケーション開発、データ分析、AI開発などの仕事で活躍できます。
年収は経験年数や技術力により異なりますが、未経験からのキャリアチェンジの場合、初年度で350〜450万円程度です。3年以上の経験を積むと500〜700万円、さらにAIやデータサイエンスのスキルを身につけると800万円以上も狙えます。
2025年現在、Python人材の需要は依然として高く、今後も安定した雇用が期待できます。
Pythonについて詳しく知りたい方は以下の記事も参考にしてください。
>> 初心者向け!プログラミング言語Python(パイソン)とは?特徴や学習方法を解説
Pythonの学習方法4選
Pythonの学習にはさまざまな方法があります。主な学習方法は以下の4つです。
- スクールで学ぶ
- 学習サイトで学ぶ
- 本で学ぶ
- YouTubeで学ぶ
それぞれの特徴をまとめると以下のようになります。
スクール | 学習サイト | 本 | YouTube | |
---|---|---|---|---|
価格 | ★★ | ★★★ | ★★★★ | ★★★★★ |
サポート体制 | ★★★★★ | ★★★ | ★ | ★ |
学習の効率 | ★★★★★ | ★★★★ | ★★★ | ★★ |
実践度 | ★★★★ | ★★★★ | ★★ | ★★ |
自由度 | ★★ | ★★★★ | ★★★★★ | ★★★★★ |
就職・転職支援 | ★★★★ | ★★ | ー | ー |
おすすめ | 未経験者 就職・転職希望 | エンジニア経験者 | 学習の検討材料 特定分野の学習 | 学習の検討材料 情報収集 |
それぞれの項目について詳しく解説します。
おなたの学習目的や状態によって、オススメは変わります。未経験者はスクールがおすすめですし、経験者は学習サイトでも十分かもしれません。
学習方法1.スクールで学ぶ
スクールは対面の教室やオンラインで、エンジニアの講師から直接指導を受けられる学習方法です。分からないことをその場で質問でき、仲間と切磋琢磨できる環境が整っています。就職・転職のサポートも充実しており、確実にスキルを習得できます。
- メリット:手厚いサポート、モチベーション維持が容易、体系的なカリキュラム
- デメリット:高額な費用、時間的制約、進度調整が難しい
高額な費用がデメリットに挙げられますが、リスキリング補助金やReスキル講座の対象講座を選ぶと、費用を大幅に下げることが可能です。
未経験者の方、確実にPythonを習得して就職・転職を成功させたい方におすすめです。
以下の記事でPythonのスクールの選び方やおすすめ5選を紹介しています。
>> 【2025年最新】Pythonスクール比較5選|おすすめや選び方、費用、給付金も解説
初心者は専門用語の理解やエラー対処でつまずきがちです。独学の場合、プログラミング以前で挫折してしまう方も多いでしょう。
時間を浪費してしまってはもったいないので、しっかりサポートがあるスクールがオススメです。
学習方法2.学習サイトで学ぶ
Progate、Udemyなどのオンライン学習サイトを活用する方法です。動画や実践的な演習を通じて、基礎から応用まで学べます。自分のペースで進められ、料金も無料〜低価格と比較的リーズナブルです。
- メリット:柔軟な学習時間、豊富なコンテンツ、手頃な価格
- デメリット:質問対応に時間がかかる、独学の要素が強い
無料の学習サイトにサポートはありませんが、有料の学習サイトにはサポートがある場合もあります。
社会人など自分のペースで進めたい方、既にプログラミングの学習経験がある方、本格的に学ぶか検討中の方におすすめです。
>> 【2025年版】Python学習サイト10選|無料から有料まで徹底紹介
プログラミング完全初心者のとき、Udemyから始めて専門用語の多さに挫折しました。
学習サイトを使った本格的な学習は、IT中級者以上の方やプログラミング経験者にオススメです。
学習方法3.本で学ぶ
書籍を使って学ぶ方法です。理論的な理解を深められる点、自分のペースで学習を進められる点が特徴です。通勤時間などの隙間時間も活用できます。
- メリット:低コスト、深い理解が得られる、場所を選ばない
- デメリット:質問できる相手がいない、情報が古くなりやすい
凄腕プログラマー以外、書籍だけでプログラミングを習得することは不可能に近いでしょう。“習得する”という観点で言えば、Pythonを学習するかどうか検討するための参考に留めるのが良いでしょう。
Pythonの入門書籍については、以下の記事で紹介しています。
>> 超初心者向け|Pythonのオススメ入門本厳選2冊!その後の学習方法も
ある程度スキルが身についたときには、辞書として手元に網羅的な本が一冊あると良いですね。
学習方法4.YouTubeで学ぶ
YouTubeは無料で豊富な学習コンテンツにアクセスできます。視覚的に学べ、理解しやすいのが特徴です。他の学習方法と組み合わせて補助的に使うのが効果的です。
- メリット:無料、視覚的な理解
- デメリット:体系的な学習は難しい、品質にばらつきがある
PythonをYouTubeだけで習得するのは、書籍同様に難しいです。またYouTubeでPythonの解説をしているチャンネルの中には、個別スクールに誘導しているものもしばしばあります。
本格的に学ぶかどうかの検討材料、(既にエンジニアの方が)Pythonや特定ジャンル(機会学習やデータサイエンスなど)に関する情報収集、として活用するのが良いでしょう。
Pythonで何ができるのか、エンジニアの働き方を知りたい、という場合にはYouTubeはとてもオススメです。
Python学習の所要時間目安
Pythonの学習に必要な所要時間の目安を紹介します。
ここで紹介する目安時間は、未経験者がスクールなどで学ぶ時を想定しています。プログラミング経験がある場合には短縮できるでしょうし、独学する場合にはこの数倍の時間がかかるでしょう。
分野別の学習ロードマップと所要時間
- Webアプリ開発者への道(約400時間|約5.5カ月)
- データサイエンティストへの道(約800時間|約11カ月)
- AI開発エンジニアへの道(約1,000時間|約14カ月)
段階別の具体的な学習ステップ
- 初級レベルまでの学習内容と目安時間(約100時間)
- 中級レベルまでの学習内容と目安時間(約300時間)
- 実務レベルまでの学習内容と目安時間(約500時間)
ロードマップや学習ステップについて、詳しくは以下の記事を参考にしてください。
>> 【初心者向け】Python学習ロードマップ!分野別の勉強時間とステップを紹介
効率的な学習にスクール活用がオススメ
社会人の方がPythonを効率的に習得するには、スクールの活用がおすすめです。その理由は以下の通りです
- 時間効率の最大化
- 無駄な寄り道を避けられる
- つまずきポイントを素早く解決できる
- 実践的なプロジェクト経験が積める
- 確実な基礎固め
- 体系的な学習で抜け漏れを防ぐ
- 誤った理解を早期に修正できる
- 実務を意識したコーディング習慣が身につく
- モチベーション維持
- 定期的なフィードバックにより成長を実感できる
- 仲間との学び合いによる刺激を得られる
- 明確な目標設定とマイルストーン管理がある
年齢にもよりますが、未経験のエンジニアが転職するのにはハードルがあります。転職を目指す社会人初心者がスクールを選ぶ上で重視したいのは、「転職サポートがあること」です。
私の後輩は調理学校卒の非ITテレアポ営業から、転職サポート付きのプログラミングスクールに通い、未経験からJavaエンジニアとして転職成功!
今ではフリーランスエンジニアになり月収40万円以上になっています。
スクールの選び方やおすすめのスクールについては、以下の記事を参考にしてください。
>> 【2025年最新】Pythonスクール比較5選|おすすめや選び方、費用、給付金も解説
自分に適した学習方法を選択しよう!
この記事ではPythonの主な学習方法を4つ紹介しました。それぞれの特徴とおすすめな方・用途を再掲します。
スクール | 学習サイト | 本 | YouTube | |
---|---|---|---|---|
価格 | ★★ | ★★★ | ★★★★ | ★★★★★ |
サポート体制 | ★★★★★ | ★★★ | ★ | ★ |
学習の効率 | ★★★★★ | ★★★★ | ★★★ | ★★ |
実践度 | ★★★★ | ★★★★ | ★★ | ★★ |
自由度 | ★★ | ★★★★ | ★★★★★ | ★★★★★ |
就職・転職支援 | ★★★★ | ★★ | ー | ー |
おすすめ | 未経験者 就職・転職希望 | エンジニア経験者 | 学習の検討材料 | 学習の検討材料 情報収集 |
今回の記事を参考に、Pythonの学習を始めてみてください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!!