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【初心者向け】Gemini(ジェミニ)とは?始め方からできることをわかりやすく解説

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AIが急速に進化し、身近になった昨今。生成AIの話題を聞かない日はなくなりましたね。今回はそんな生成AIの中で、今後の覇者になりうるサービス「Gemini」についてわかりやすく解説します。

最近よく聞くGeminiって何?
Geminiの機能やできることが知りたい

この記事を読むことで、上記のような疑問やニーズが解決します。

Geminiは、検索エンジンでおなじみのGoogleが開発した、今最も注目されている生成AIの一つです。

こんにちは、シントビ管理人のなかむーです。

Googleは当初「Bard(バード)」という生成AIをリリースしましたが、散々な結果に。その後継となるGeminiで巻き返しを図っています。

今回も文系目線でわかりやすく解説していきます。

この記事を読むことで以下のことがわかります。

これから本格的に生成AIを使っていきたい方は、Geminiも選択肢の一つに入るでしょう。ぜひ参考にしてください。

Geminiとは?Googleが開発したマルチモーダルAI

Gemini」(読み方はジェミニ。欧米ではジェミナイ)とは、一言でいうと「Googleが作った、とても賢いAIアシスタント」です。

私たちが普段使っているGoogle検索のように、質問を投げかけると、まるで人間と対話しているかのような自然な文章で答えを返してくれます。文章の作成や要約、アイデア出しはもちろん、Googleの最新技術を活かしたユニークな機能も持っています。

Geminiの最大の特徴は「マルチモーダル」

Geminiを理解する上で欠かせないキーワードが「マルチモーダル」です。

これは、従来の生成AIが主にテキスト(文字)でやり取りしていたのに対し、Geminiはテキストだけでなく、画像や音声、動画といった様々な形式の情報を同時に理解できることを意味します。

例えば、以下のような使い方が可能です。

  • 道端に咲いている花の写真をスマホで撮り、「この花の名前は何?」と質問する。
  • 手書きのメモの写真を読み込ませて、テキストデータに変換してもらう。
  • YouTube動画のURLを渡して、「この動画の内容を3行で要約して」とお願いする。

このように、文字だけでは伝えきれない情報を柔軟に扱えるのが、Geminiの最大の強みです。

マルチモーダルとは、「画像・音声・テキスト」など、いろんな情報をまとめて理解できるAIのこと。

今後さらにAIが私たちの身近なパートナーになる上で、「マルチモーダル」は必須の機能と言えるでしょう。

(だって、毎回テキスト打つの面倒ですし、眼の前の情景をテキストには簡単にできないですもの!)

Googleの主な機能・できること

Geminiの機能やできることは多岐にわたります。主な機能をいくつか紹介します。

  • テキストによる会話・翻訳・要約
  • コード生成・デバッグ支援
  • 画像の読み取りと生成
  • 動画の生成
  • 音声会話(リアルタイム対応)
  • ブラウジングとDeepResearch
  • Gemsの作成と利用
  • Googleのサービスとの連携

テキストによる会話・翻訳・要約

人間と話すように自然な言葉で質問に答えたり、アイデアを出したりします。外国語の翻訳や、長い文章・Webサイトの内容を短く要約することも得意な基本機能です。

コード生成

「〇〇をするプログラムを作って」とお願いするだけで、PythonやJavaScriptといった様々なプログラミング言語のコードを生成します。コードのデバッグ(間違い探し)や、内容の説明もしてくれます。

コード生成をサポートするCanvas機能を使えば、コーディングも楽に行えます。

画像の読み取りと生成

スマートフォンの写真やWeb上の画像を読み込んで、「これは何?」「どこにある建物?」といった質問に答えることができます。また、「空を泳ぐクジラの絵を描いて」のように、言葉の指示で新しい画像を生成することも可能です。

動画の生成

言葉や画像の指示から、短い動画を生成する最先端の機能です。例えば、「夕焼けのビーチを歩く犬の動画」といった簡単な指示で、リアルな動画クリップを作成できます。

音声会話・Live機能

スマホアプリでは、まるで電話で人と話しているかのように、リアルタイムでスムーズな音声会話ができます。相手の話の途中で質問を挟んだり、自然なテンポで会話のキャッチボールをしたりすることが可能です。

ブラウジングとDeep Research

常に最新の情報を得るために、自動でインターネットを検索(ブラウジング)して回答に活かします。さらに、特定のテーマについて複数の情報源を深く調査し、詳細なレポートを作成する「Deep Research」機能も利用できます。

Gemsの作成と利用

自分だけの特別なGeminiをカスタマイズできる機能がGemsです。「厳しい健康アドバイザー」「クイズの作成アシスタント」のように、役割や口調、専門知識を設定することで、特定の目的に特化した自分専用のAIアシスタントを作れます。

Googleのサービスとの連携

Gmail、Googleドキュメント、Googleマップ、Googleフライトといった普段使っているGoogleのサービスと連携できます。「最新の未読メールを要約して」「来月の大阪出張に合わせたフライトとホテルを探して」といった、サービスを横断したお願いが可能です。

現状、Geminiと同じくらい多機能なマルチモーダルAIは「ChatGPT」のみです。この2つのサービスが生成AI界の両翼と言えるでしょう!

Geminiは、Googleのサービスとシームレスに連携できるのも大きな強みです。

Geminiで何ができる?初心者向け活用アイデア7選

まだ生成AIを使ったことがない方は、「具体的に、どんなことに使えるの?」と感じるでしょう。今日から試せる簡単な活用アイデアを7つ紹介します。

活用例1:日常の調べ物

冷蔵庫にある食材の写真を撮って、「この材料で作れる、今日の晩ごはんの献立を3つ提案して」とお願いしてみましょう。レシピサイトを一つひとつ探す手間が省けます。

活用例2:メールや文章の作成

「取引先に、打ち合わせの日程変更をお願いする丁寧なメールを作ってください」といった指示で、ビジネスメールのたたき台をすぐに作れます。言葉遣いに悩む時間を短縮できます。

活用例3:情報収集と要約

気になるニュース記事のURLを貼り付けて、「この記事の要点を3つにまとめて」と頼むだけで、長文を読む時間を節約し、効率的に情報をインプットできます。

活用例4:旅行の計画

「今週末、京都で楽しめる雨の日でもOKなデートプランを、ランチとディナーを含めて考えて」のように、具体的な条件を伝えることで、パーソナライズされた旅行プランを作成してくれます。

活用例5:学習・勉強

「『円安』について、中学生にも分かるように説明して」と質問すれば、難しい専門用語をかみ砕いて解説してくれます。分からないことをすぐに聞ける、優秀な家庭教師のようです。

活用例6:画像を使った質問

海外のお菓子のパッケージを写真に撮り、「これは何味のお菓子ですか?」と質問できます。文字が読めなくても、画像から情報を読み取って答えてくれます。

活用例7:アイデア出し

「YouTubeチャンネルを始めたいんだけど、ペットの猫をテーマにした面白い企画を5つ考えて」のように、アイデアの壁打ち相手になってもらえば、一人では思いつかないような発想が生まれるかもしれません。

上に挙げた活用例は、簡単な操作で始められる使い方です。まだ使ったことがない方は、気軽に始めてみましょう。

他にも「サムネイルの画像生成をする」「ブログの構成と本文を作成する」「プログラミングコードを生成する」など、中上級の使い方も当メディアで紹介しています。

Geminiの特徴はとにかく簡単で使いやすいこと。画面は見やすく、 余計なものが少ないです。初心者向けの生成AIと言えるでしょう。

Geminiの始め方ガイド|無料ですぐに試せる

Geminiは、Googleアカウントさえあれば誰でも無料ですぐに始められます

STEP1:公式サイトにアクセスする

PCの場合、まずは、お使いのブラウザでGeminiの公式サイトにアクセスします。

STEP2:Googleアカウントでログインする

画面の指示に従い、普段お使いのGoogleアカウント(Gmailなどと同じアカウント)でログインします。

STEP3:質問を入力してみる

ログインが完了すると、すぐにチャット画面が表示されます。

画面下部の入力ボックスに、試してみたい質問やお願いごとを入力して送信してみましょう。これだけで、すぐにGeminiとの対話を始められます。

スマホアプリでも利用可能

Geminiにはスマートフォン向けのアプリもあります。iPhone、Androidともに利用可能で、思いついた時にすぐ質問したり、スマホのカメラで撮った写真をそのまま使って質問したりできるので非常に便利です。

Geminiの料金とモデルの種類

Geminiには、無料で使える基本プランと、機能に応じて複数の有料プランがあります。

3つの料金プランを比較

プラン月額料金特徴こんな人におすすめ
Gemini無料日常的な質問や文章作成など、
基本的な機能が利用可能。
まずはAIを試してみたい全ての人
Google One AI Pro2,900円無料プランよりも多く利用できる。
動画生成AI「Veo」の利用や、
Googleアプリとの連携も可能。
仕事でAIを本格的に活用したい人、
最新のAI機能を求める人
Google AI Ultra36,400円現時点で最高峰の機能を提供。
AI Proプランよりも高い使用制限。
プロのクリエイター、
開発者、AIを最大限に活用したい
ヘビーユーザー
2025年6月時点

初心者の方は、まずは無料版で十分その賢さを体験できます。物足りなさを感じたり、より高度な使い方をしたくなったりしたら、Google One AI Proを検討すると良いでしょう。

詳しくは以下の記事を参考にしてください。

モデル(2.5 Pro, 2.5 Flashなど)とパーソナライズ機能

Geminiには、性能や用途別にいくつかの「モデル」が存在します。これはAIの頭脳の種類のようなものだと考えてください。

  • Gemini 2.5 Pro
    現在の最上位モデル。非常に高度な思考と推論能力を持ち、プログラミングや複雑なデータ分析、長文の読解といった専門的なタスクで最高クラスの性能を発揮します。
  • Gemini 2.5 Flash
    速度と効率を重視して作られた、非常に応答が速いモデルです。日常的なチャットや文章作成、アイデア出しなど、幅広いタスクを軽快にこなします。
  • Gemini Nano
    スマートフォン(Google Pixelなど)で直接動くように設計された最小・最軽量のモデルです。インターネット接続なしでも、録音データの要約やメッセージの返信案作成といった機能を実現します。

また、Geminiではモデル選択時に「パーソナライズ」があります。これはモデル名ではなく、ユーザーのGoogle検索履歴などを参考に、より一人ひとりに合った回答を生成する機能です。

「パーソナライズ」は生成AIを自分好みに最適化することです。設定にもパーソナライズできる箇所があります。

Geminiの精度や安全性は?

非常に便利なGeminiですが、利用する上で知っておきたい注意点もあります。

Geminiの回答精度|どこまで信頼できる?

それは、AIの回答が常に100%正確とは限らないということです。まれに、事実とは異なる情報や、文脈に合わない不自然な回答を生成してしまうことがあります。これは「ハルシネーション(幻覚)」と呼ばれています。

そのため、レポート作成や重要な意思決定など、正確性が求められる場面で利用する際は、必ずGeminiの回答を鵜呑みにせず、他の情報源と照らし合わせてファクトチェック(事実確認)を行うようにしましょう。

生成AIからより良い回答を引き出す手法を「プロンプトエンジニアリング」と呼びます。当メディアでも多数の手法を紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

プロンプトエンジニアリングのカテゴリー記事はこちら

Geminiの安全性|個人情報は大丈夫?

Geminiはユーザーが入力した内容を学習には使わない設定が可能です。学習に使わせたくない場合には、以下の記事の「アクティビティ」の項目を参考にしてください。

ただし、入力された内容が一時的にGeminiのサーバーに送信される仕組みで動いているため、念のためにクレジットカード番号や機密情報などの重要な個人情報は入力しないようにしましょう。これはどのAIを使う場合も共通の注意点です。

  • 回答は正しいとは限らない → 必ず一次情報と照らし合わせる
  • 個人情報は入力しない → クレカ情報・住所・アカウント情報などは避ける
  • チャット履歴設定を確認 → アクティビティ設定で変更できる

多くの人が使うGoogleは情報量が多いためか、回答の情報が更新されていないこともよくあります。

試しに「Gemini プランを教えて」「Geminiのモデルを教えて」と聞いてみてください。過去のプラン「Gemini Advanced」や旧モデル「1.5 Flash」などを出してくることがあります。

(自分のことやんか!とツッコミたくなります)

生成AIスキルを高めたい方はスクールもおすすめ!

生成AIを使いこなして、「スキルアップしたい」「転職したい」「副業したい」という方は生成AIのスクール受講がオススメです。

実践的な内容が学べたり、転職支援が受けられたりと、独学で学ぶよりも効率的です。興味がある方は以下の記事を参考にしてください。

Geminiの基本を理解して、試してみよう!

この記事ではGoogleの生成AI「Gemini」について、初心者の方にも分かりやすく解説しました。

GeminiはマルチモーダルなAIで、非常に多機能です。それでいて初心者にも優しいわかりやすい設計です。たまに古い情報を引っ張ってきて回答することもありますので、鵜呑みは禁物です。

百聞は一見に如かず。無料で使えますので、まずは公式サイトにアクセスして、何か一つ質問をしてみてください。その賢さと便利さに、きっと驚くでしょう。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!!

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