2025年5月21日にGoogleが開催した開発者会議「Google I/O 2025」では、さまざまなAI関連の発表があり、世界が驚きと興奮に包まれました。そんなGoogleのAI技術の中心にあるのが、「Gemini(ジェミニ/ジェミナイ)」です。
GeminiのProプランってなに?
私はProプランとUltraプランのどちらにすればいいの?!
この記事を読むことで、上記のような疑問や悩みが解決します。
GeminiもChatGPTやClaudeに習って、大容量プランGoogle AI Ultraを発表しました。
こんにちは、シントビ管理人のなかむーです。
最近Geminiの進化が凄まじいですね。普段からGmailやGoogleスプレッドシートなどを使っている人は相性も抜群!
今回も文系目線でわかりやすく解説していきます。
この記事を読んでいただくことで、Geminiのプランとできることについて理解することができます。「自分にはどのプランが適しているの?」という方向けのアドバイスもいたします。
ぜひプラン選びの参考にしてください。
Geminiの3つのプランを比較

Geminiには2025年6月現在、3つのプランが存在します。「Free」「Google AI Pro」「Google AI Ultra」の3つです。
それぞれのプランの主な対象ユーザーは以下の通りです。
プラン名 | 対象ユーザー |
---|---|
Free | Geminiを体験したい方向け |
Google AI Pro | 個人で利用したい方向け |
Google AI Ultra | Geminiをガンガン活用したい方向け |
次の章で詳しく比較します。
Geminiのプラン比較
Geminiのプランごとに、違いを表形式にしました。細かい違いを挙げると専門的になりすぎるため、初心者向けにおおざっぱにしています。
Free | Google AI Pro | Google AI Ultra | |
月払い料金 | 無料 | 2,900円 ※初月無料 | 36,400円 ※3ヶ月間は18,000円 |
モデル | 2.5 Pro 2.5 Flash(制限あり) Personalization | 2.5 Pro 2.5 Flash Personalization | 2.5 Pro 2.5 Flash Personalization 2.5 Pro Deep Think |
コンテキストウィンドウ | 200k | 1000k | 1000k |
チャット | ◯ | ◯ | ◯ |
Web検索 | ◯ | ◯ | ◯ |
画像生成(Imagen 4) | ◯ | ◯ | ◯ |
Deep Research | △ | ◯ | ◯ |
Gemini Live | ◯ | ◯ | ◯ |
Canvas | ◯ | ◯ | ◯ |
Gems | ◯ | ◯ | ◯ |
Flow(AI映画制作ツール) | ー | ◯ | ◯ |
Whisk(画像から動画を生成) | △ | ◯ | ◯ |
NotebookLM | △ | ◯ | ◯ |
動画生成(Veo 3) | ー | ◯ | ◯ |
Gemini in Gmail | ー | ◯ | ◯ |
Gemini in Google ドキュメント | ー | ◯ | ◯ |
Gemini in Google Vids | ー | ◯ | ◯ |
ストレージ | 15GB | 2TB | 30TB |
Geminiはとても太っ腹です。Freeプランでも多くの機能を利用できます。
Proプランの最初の1ヶ月間は無料で提供。大学生に至っては、なんと15ヶ月間もProプランを無料で利用可能です。
さらにUltraプランは最初の3ヶ月18,400円オフで利用でき、総額55,200円を節約できます。
なお、ProとUltraの主な違いは使用量の大幅な増加が挙げられます。

初心者向け:どのプランを選べばいい?
私はどれを選べばいいかよくわからない…
Geminiのプランによる違いを紹介しました。それでは「結局、自分はどのプランを利用すればいいのか?」という疑問について、アドバイスします。
Q:フリーランスをしていて、仕事で使用したい
Google AI Proプランがオススメですが、一日のチャット回数が数回程度であればFreeプランでもよいかもしれません。ただし、Freeプランは使用量に制限があり、少し使っただけで利用できなくなってしまいますので、注意してください。
フリーランスの方の多くはGoogleドキュメントやGoogleスプレッドシート、Gmailを使っている方も多いでしょう。そのような方は、Geminiとの相性もピッタリです。
なお、Google AI Ultraプランにすべきかは使用量次第です。機能に大きな違いはないため、Google AI Proプランを試してみて、足りない場合にアップグレードするのが良いでしょう。
Q:そろそろ生成AIを試してみようかな…
まず試してみたいという方にはFreeプランがオススメです。試して面白そうだな、使えそうだなと思ったら、Proプランへのアップグレードを検討してみましょう。
Q:動画制作に活用したい
Google AI Ultraプランがオススメです。Proプランでも利用できるものの、動画制作を生業としている方が利用するには、利用上限に引っかかってしまう可能性が高いです。
Q:会社の業務に利用したい
これまで紹介してきたのは、実は個人向けのGeminiについてです。
法人ビジネス向けには、Googleのサービス「Google Workspace」が提供されていますが、この中にGoogle Workspace with Geminiが含まれています。そのため、会社の業務に活用したい場合には、Google Workspaceの導入を検討してみると良いでしょう。

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Geminiを使いこなして、生産性を高めよう

今回の記事ではGeminiのプランについて解説しました。
多くのユーザーにベストなプランはFreeプラン、またはGoogle AI Proプランです。ただし、使用量が多い方には、Google AI Ultraプランがオススメです。
GeminiはマルチモーダルAIとして、さまざまな形式のデータ(テキスト、画像、音声など)に対応。画像生成だけでなく動画生成も可能です。さらにGoogle製品との相性もよく、これらを日常的に使用している方にとっては、とても心強いパートナーになるでしょう。
ぜひGeminiの活用を検討してみてください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!!