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Pythonエンジニアは本当に高年収?他言語・職種比較と年収の上げ方【2025年】

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2025年も就職・転職市場で高い人気を得ていくであろうPythonエンジニア。Pythonエンジニアへの就職や転職を考えている方の中には年収が気になる方も多いでしょう。

Pythonエンジニアの年収はどのくらい?職種別に知りたい!
Pythonは他の言語よりも年収が高いの?低いの?
Pythonを学習した後の年収の上げ方が知りたい!

この記事を読むことで、上記のような疑問やニーズが解決します。

先に結論を言うと、Pythonエンジニアの年収はエンジニア全体で高めです。そのため、今年プログラミングの学習を始めようという方には超オススメの言語です!

こんにちは、シントビ管理人のなかむーです。

私はメーカーからIT業界に転身し、年収が大幅にアップしました。IT業界への就職・転職は年収アップの手っ取り早い方法で、エンジニアならなおさらです。

そんな経験を活かして、今回も文系目線でわかりやすく解説していきます。

この記事ではPythonエンジニアの職種別年収水準他の言語との年収比較Pythonエンジニアの年収の上げ方などを解説します。この記事を読んでいただくことで、Pythonエンジニアになった際の年収が想像できるでしょう。

年収が高いのは分かったから、早くPythonエンジニアになりたいという方は、以下の記事を参考にしてください。スクールが絶対にオススメです。

【2025年最新】Pythonスクールおすすめ5選|選び方や費用、給付金も徹底解説

【職種別】Pythonエンジニアの業務内容と年収

日経XTECH(クロステック)のアンケート調査によると、Pythonエンジニア全体の平均年収は671万円です。

引用:今後稼げるプログラミング言語はずばりどれ?|日経XTECH

ただしPythonエンジニアといっても、職種によって業務内容、年収はさまざまです。そこでPythonを扱う代表的なエンジニアを5つ挙げました。

  1. Webアプリケーションエンジニア
  2. データサイエンティスト
  3. AIエンジニア
  4. IoTエンジニア
  5. プロンプトエンジニア

それぞれの職種別に業務内容と年収水準を見てみましょう。

Webアプリケーションエンジニア

Webアプリケーションエンジニアは、Webサービスを開発する職種です。バックエンド(システムの裏側)開発が主な業務で、データベース設計やAPI開発も担当します。比較的参入障壁が低く、実務経験を積みやすい職種として人気があります。

Pythonの基礎とWebの基本知識があれば、未経験からでもスタート可能です。年収は400〜800万円程度です。

未経験の人がまず目指すのにはオススメです。

データサイエンティスト

データサイエンティストはビジネスデータを分析し、経営判断や戦略立案に活かす洞察を導き出す職種です。統計学や機械学習の知識が必要です。

数学・統計の知識が必須なため、参入障壁は比較的高めです。企業のDX推進に伴い需要が高まっており、年収は500〜1000万円以上まで幅広くあります。

経営や戦略立案、マーケティングなどに興味がある方にオススメな職種です。

AIエンジニア

AIエンジニアは、機械学習やディープラーニングを活用したAIシステムを開発する職種で、画像認識や自然言語処理などの実装を行います。

高度な数学知識と実装力が求められ、参入障壁が最も高い職種の一つです。ChatGPTの登場で需要が急増しており、年収は600〜1200万円以上と高水準です。

難易度は高いですが、今後需要がさらに高くなる分野です。後述のプロンプトエンジニアにまずはなってから、AI開発の学習をしてステップアップしていくのもいいかもしれません。

IoTエンジニア

IoTエンジニアは、センサーやデバイスから収集したデータを処理・分析するシステムを開発する職種です。Pythonを使用してデータ収集・処理のプログラムを作成し、クラウドとの連携も担当します。

組み込み系の知識やネットワークの理解が必要ですが、実務を通じて学べる部分も多いです。製造業などで需要が増加しており、年収は450〜800万円程度です。

IoT(Internet of Things:モノのインターネット)は家電だけでなく、自動車などでも使われている技術です。今後も高い需要が期待できます。

プロンプトエンジニア

プロンプトエンジニアは、ChatGPTなどの大規模言語モデルを活用し、最適な結果を導き出すためのプロンプトを設計する新しい職種です。Pythonを使用してAPIとの連携やツール開発を行います。

AIの基礎知識は必要ですが、実装よりも論理的思考力が重視されます。新興職種のため市場はまだ小さいものの、年収は400〜700万円程度で、今後の成長が期待されています。

近年できたプロンプトエンジニアは、Pythonの知見があると案件数が増え、高年収案件も増加します。プロンプトエンジニアを目指すならPythonを学んで損はありません。

以上、簡単に説明しましたが、それぞれの職種の中でも業務は多種多様です。Webアプリケーションエンジニアの中にも1,000万円超えの案件はありますし、難易度が高いAIエンジニアにも未経験可のような案件があります。上記の内容はあくまで参考程度にしてください。

Pythonと他プログラミング言語の年収&需要比較

Pythonエンジニアになれたとして、Pythonエンジニアは全エンジニアの中で年収水準が高いのか、低いのか気になる方も多いでしょう。

結論としてはPythonエンジニアの年収は高いです。日経XTECH(クロステック)が2022年に実施したアンケートの結果を引用します。このアンケートはITエンジニア457人を対象に、最も扱っている言語と平均年収をヒアリングしたものです。

高年収言語ランキング
  • 1位 Java:平均740.4万円
  • 2位 C#:平均672万円
  • 3位 Python:平均671万円
  • 4位 JavaScript:平均670.9万円

5位以下は省略

引用:今後稼げるプログラミング言語はずばりどれ?|日経XTECH

Pythonは3位に位置しており、他のプログラミング言語と比較して年収は高いといえます。なおアンケート回答者の年収中央値は500〜600万円程度です。

ただし、年収が高くても仕事がなければ意味がありません。2025年1月5日時点において、大手求人サイト「doda(デューダ)」にて上述の高年収言語における求人数を調べました。

高年収言語の求人数
  • 1位Java:16,492件
  • 2位Python:9,446件
  • 3位C#:7,216件
  • 4位JavaScript:6,547件

どの言語も十分な求人数がありますが、その中でもPythonは2位につけています。

ここで

高年収かつ需要も高いのはJavaなのだから、Javaを勉強したらいいんじゃないの?

と考える方もいるでしょう。

Javaを習得できれば問題ありませんが、Javaは初心者には難易度が高めの言語と言われています。C#も同様です。

初心者で高年収を狙いたいなら、PythonかJavaScriptがおすすめです。PythonとJavaScriptのどちらを選ぶべきかは、何をやりたいかで選ぶのがいいでしょう。

Python・JavaScriptでできること
  • Pyhton:AI開発、データ分析、Webアプリ開発など
  • JavaScript:Webサイト制作、Webアプリ開発、ゲーム開発など

Pythonエンジニアの年収が高い理由

大手求人サイト「doda(デューダ)」によると、2024年日本人の平均年収は360万円とのこと。(引用:年齢別・年代別に見る日本の平均年収(平均年収ランキング最新版)

先の章で紹介した通り、Pythonエンジニアの年収水準は高いことが伺えます。その理由が何故なのか気になる方も多いでしょう。その理由は主に以下の3つです。

  • 理由1.多様な分野における高い需要
  • 理由2.要求されるスキルセットが高度
  • 理由3.プロジェクトの付加価値の高さ

詳しく解説します。

理由1.多様な分野における高い需要

Pythonは、AI開発からデータ分析、Web開発まで幅広い分野で採用されており、企業からの需要が極めて高い状況が続いています。

特にAI開発分野では、ChatGPTの登場以降、需要が加速。データ分析分野においても、金融、製造、小売など様々な業界でデータサイエンティストの採用が進んでいます。加えて、クラウドサービス(AWS、GoogleCloud)での開発需要も増加しており、人材の獲得競争が激化しています。

このような広範な需要に対して、十分な実務経験を持つエンジニアの数が追いついていません。このことが、Pythonエンジニアの年収を高めています。

この傾向はこの先、数年間〜十数年間は変わらないでしょう。

理由2.要求されるスキルセットが高度

Pythonエンジニアには、プログラミングスキルに加えて、専門知識やビジネスへの理解力が求められます。例えば、AI開発やデータ分析では以下のようなスキルセットが必要です。

AI開発に必要なスキルセット
  • Python
  • 数学・統計学の知識
  • 機械学習の理解
  • 深層学習(ディープラーニング)の理解
  • AIフレームワーク:TensorFlow、PyTorchなど
  • MLOps(エムエルオプス)の知識
  • インフラストラクチャ
    など
データ分析に必要なスキルセット
  • Python
  • 数学・統計学の知識
  • データベースの知識
  • 機械学習の理解
  • ビジネス分析力
  • データ基盤の理解
    など

さらに、大規模プロジェクトでは、システム設計能力やチームマネジメントスキルも必要となります。このような複合的なスキルセットを持つ人材は希少であり、結果として年収の上昇につながっています。

なお「スキルセットをすべて有していないと就職・転職できない」ということはありません。企業によって、役割分担をしていたり、スキル習得の勉強会があったりします。

いきなり高水準の職種・企業への転職を目指すのではなく、しっかり道筋を立ててステップアップしていきましょう。

理由3.プロジェクトの付加価値の高さ

Pythonが活用されるプロジェクトは、企業の収益に直結する重要な案件が多いのが特徴です。

例えば、AIによる業務効率化で数千万〜数億円規模のコスト削減が見込めるケースがあります。またデータ分析を活用することで、経営戦略の改善ができれば、大幅な売上向上にも繋がるでしょう。

このようなプロジェクトが生み出す事業価値はとても大きいため、エンジニアへの報酬も必然的に高くなる傾向にあります。また、一度構築したシステムの運用・保守も重要な役割となり、継続的な価値提供が可能な点も年収の高さに影響しています。

収益アップに直結しやすいので、企業からすると予算を出しやすいプロジェクトといえますね。

未経験者がPythonエンジニアになり年収を上げるステップ

ステップ

プログラミング未経験者がPythonエンジニアとして高年収を獲得するためのステップを紹介します。

STEP1.スクールで実践的なスキルを身につける

プログラミング未経験者がPythonの学習を始める場合、プログラミングスクールの活用がオススメです。

スクール選びで重視すべきポイントは、以下の3つです。

  1. 実務を想定したカリキュラムである
  2. 現役エンジニアによるサポートや質問できる環境がある
  3. 就職・転職支援体制が充実度している

特に重要なポイントは、Pyhonのプログラミング講座のみではなく、実務に必要な周辺知識も学べるかどうかです。

学習形態や料金はスクールによってさまざまです。以下の記事を参考にして、自身に合ったスクールを選んでください。

【2025年最新】Pythonスクールおすすめ5選|選び方や費用、給付金も徹底解説

STEP2.未経験可の企業で実務経験を積む

プログラミングの学習が終了したら、未経験者採用に積極的な企業で実務経験を積みましょう。この段階では年収よりも「実務経験の質」を重視すべきで、基本的な開発サイクルを経験できる職場を選びます。この期間は最低でも2年程度の経験を積むことをおすすめします。

STEP1.で就職・転職支援が充実しているスクールを選んでおくと楽です。

STEP3-1.大手企業へ転職する

STEP3はいよいよ年収を高めていくステージです。主に3つの選択肢があります。

1つ目は年収アップを目指した「大手企業への転職」です。大手企業では年収500〜700万円程度が見込めます。

転職時に評価されるポイントは、①これまでの実装規模、②プロジェクトでの役割、③技術選定の経験などです。特にAI/機械学習、データ分析、クラウドアーキテクチャなどの専門分野のスキルがあれば、さらに高い評価を得られるでしょう。

STEP3-2.フリーランスとして独立する

フリーランスとして独立する場合、月単価70〜100万円以上の案件も存在し、年収1000万円以上も現実的な選択肢となります。

ただし、安定して案件を獲得するには、①特定の技術領域での深い専門性、②プロジェクトマネジメント能力、③コミュニケーション力が必須です。実際の準備としては、3ヶ月〜半年分程度の生活費を貯金し、複数のエージェントに登録して案件を比較検討することがオススメです。

また、確定申告や保険の手続きなど、事業主としての実務知識も必要となります。

STEP3-3.海外企業に転職する

海外企業、特に欧米のテック企業では、年収1000万円以上のポジションも多く存在します。

求められるスキルは、①英語でのコミュニケーション力、②システム設計の経験、③オープンソースプロジェクトへの貢献実績などです。面接対策としては、アルゴリズムやデータ構造の知識が重要で、LeetCodeなどのプログラミング問題集での練習が効果的です。

リモートワークでの採用も増えており、日本在住のままグローバルな環境で働くことも可能です。

STEP4.マネジメントスキルを身に付ける

技術力に加えてマネジメントスキルを身につけることで、年収1000万円以上のポジションを狙えます。

具体的には、①チームリーダーとしてのプロジェクト管理経験、②技術選定や予算管理の経験、③部下の育成実績が重要です。また、PMP(Project Management Professional)やアジャイル開発の資格取得も有効です。

マネジメントポジションでは、技術戦略の策定や経営層とのコミュニケーション機会も増えるため、ビジネス視点での判断力も求められるでしょう。

以上が未経験者から年収を上げていくためのステップです。

【参考】アメリカのPythonエンジニアの平均年収

前章で高年収を得るための方法の一つとして、海外企業に転職する方法を紹介しました。参考までにアメリカではPythonエンジニアがどれくらい稼いでいるのかを紹介します。

参照元は開発者向け求人サイト「DevjobsScanner」が2024年12月11日に発表した統計データです。

  • Salary mean:〜$124K (平均年収:124,000ドル)
  • Salary median:$120k (中央値:120,000ドル)

参考:Top 10 highest paid programming languages in 2024

アメリカにおけるPythonエンジニアの平均年収は124,000ドルで、日本円にするとなんと年収1,860万円です。(1ドル150円計算)

夢がありますね〜!!

Pythonの高年収エンジニアを目指そう!

この記事ではPythonエンジニアの職種別年収や、他のプログラミング言語との年収比較、年収を上げるステップについて解説しました。

Pythonは今後も需要が高いことが予想され、年収水準も高止まりし続けるでしょう。Pythonに興味がある方は、この機会にPythonエンジニアへの転職を検討してみてはいかがでしょうか。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!!

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