Web検索ができるようになったり、Google Workspaceとの連携ができるようになったりと、着々と便利になっているClaude。コード生成についてはChatGPTよりも優秀と名高く、利用を検討している方も多いでしょう。
ClaudeのProプランってなに?
私はProプランとMAXプランのどちらにすればいいの?!
会社のメンバーとチャットやプロジェクトを共有したい
この記事を読むことで、上記のような悩みや疑問が解決します。
先日Maxプランが発表されClaudeのプランは全5プランになりました。
こんにちは、シントビ管理人のなかむーです。
私は半年ほどProプランを利用する中で、プランについての理解が深まりました。プラン選びで迷っている方に解説したいと思います。
今回も文系目線でわかりやすく解説していきます。
この記事を読んでいただくことで、Claudeのプランについて理解することができます。また「わたし(わたしたち)」はどのプランにすべきなのか、がわかることでしょう。
ぜひプラン選びの参考にしてください。
Claudeの5つのプランを比較

Claudeには、2025年4月現在5つのプランが存在します。「Free」「Pro」「Max」「Team」「Enterprise」の4つです。
それぞれのプランの主な対象ユーザーは以下の通りです。
プラン名 | 対象ユーザー |
---|---|
Free | Claudeを体験したい方向け |
Pro | 個人で利用したい方向け |
Max | Claudeをガンガン活用したい方向け |
Team | 中小企業や部署・グループで利用したい方向け |
Enterprise | 大企業向け |
次の章で詳しく比較します。
Claudeのプラン比較
Claudeのプランごとに、違いを表形式にしました。細かい違いを挙げると専門的になりすぎるため、初心者向けにおおざっぱにしています。
無料 | Pro | Max | Teams | Enterprise | ||
月払い料金 | 無料 | 20ドル | 100ドル | 200ドル | 30ドル/人 | ー |
年払い料金 | ー | 200ドル | ー | ー | 300ドル/人 | 要問合せ |
最低利用アカウント数 | 1名 | 1名 | 1名 | 1名 | 5名 | 要問合せ |
利用量 | 5時間ごとに約10回 | 無料の5倍 | Proの5倍 | Proの20倍 | 高い利用制限 | より高い利用制限 |
モデル | 3.7 Sonnet | 3.7 Sonnet 3.5 Sonnet 3.5 Haiku 3 Opus | 3.7 Sonnet 3.5 Sonnet 3.5 Haiku 3 Opus | 3.7 Sonnet 3.5 Sonnet 3.5 Haiku 3 Opus | 3.7 Sonnet 3.5 Sonnet 3.5 Haiku 3 Opus | 3.7 Sonnet 3.5 Sonnet 3.5 Haiku 3 Opus |
コンテキストウィンドウ | 200k | 200k | 200k | 200k | 200k | 500k |
チャット | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
コンテンツ生成 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
コード生成 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
画像分析 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
Web検索 | ー | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
プロジェクト機能 | ー | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
拡張思考 Extended Thinking | ー | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
モデルセレクター | ー | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
使用量の調整 | ー | ー | ◯ | ◯ | ー | ー |
リサーチ機能 | ー | ー | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
混雑時の優先アクセス | ー | ー | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
新機能の早期アクセス | ー | ー | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
ナレッジベースへのアクセス | ー | ー | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
コラボレーション機能 | ー | ー | ー | ー | ◯ | ◯ |
Googleドキュメント のカタログ化 | ー | ー | ー | ー | ー | ◯ |
SSOとドメイン管理 | ー | ー | ー | ー | ー | ◯ |
ロールベースの アクセス権限管理 | ー | ー | ー | ー | ー | ◯ |
クロスドメインID 管理システム(SCIM) | ー | ー | ー | ー | ー | ◯ |
監査ログ | ー | ー | ー | ー | ー | ◯ |
ジャストインタイム プロビジョニング | ー | ー | ー | ー | ー | ◯ |
プランは月中で変更すると、日割り返金があります。ただし解約しても返金はありません。
Claudeで使用できる機能の詳細は以下の記事を参考にしてください。
ProとMaxの違いはほぼ、使用量とリサーチ機能です。ちなみに私はClaudeの毎日そこそこ使いますが、Proプランの制限に引っかかったことはありません。
初心者向け:どのプランを選べばいい?
私はどれを選べばいいかよくわからない…
Claudeのプランによる違いを紹介しました。それでは結局自分はどのプランを利用すればいいのか?という疑問について、アドバイスします。
Q:フリーランスをしていて、仕事で使用したい
Proプランがオススメです。プロジェクト機能を使うことで、個人の業務が大幅に改善するでしょう。
Maxプランにすべきかは使用量によります。リサーチ機能などProプランでは利用できない機能が少しありますが、この機能を使うような方は、きっと普段の使用量も多いでしょう。
まずはProプランから始めて、制限に引っかかるようならMaxプランに変更してはいかがでしょうか。
ちなみにMaxプランは、経営者やコンサルタント、プログラマー、アナリスト、マーケター、小説家など、多数の業務で使用したり、多くの分析やコンテンツ生成を行ったりするような方にオススメです。
Q:部署・グループ単位でClaudeを共有して使用したい
Teamプランがオススメです。Teamsプランには、コラボレーション機能というプロジェクトやチャットを共有する機能があります。例えば、Claudeでアプリのコードを作成している際に、エンジニアにもチャットの内容を簡単に共有でき、業務がはかどるでしょう。
特定業務用にパーソナライズしたClaudeを利用できるプロジェクト機能と組み合わせれば、活用の幅も広がります。
ただしTeamプランは最低利用ユーザー数が5名なので、注意してください。
Q:そろそろ生成AIを試してみようかな…
まず試してみたいという方には無料プランがオススメです。試して面白そうだな、使えそうだなと思ったら、Proプランへのアップグレードを検討してみましょう。
Q:会社全体に導入したい
利用人数が多い会社では、Enterpriseプランがおすすめです。シングルサインオンやアクセス権限の管理など、多数の社員の利用を効率化、管理するための様々な機能を、このプランは提供しています。
- SSOとドメイン管理
- ロールベースのアクセス権限管理
- クロスドメインID管理システム(SCIM)
- 監査ログ
- ジャストインタイムプロビジョニング
料金については利用人数によって個社対応になると思われるので、問い合わせをしてみるといいでしょう。
生成AIスキルを高めたい方はスクールもおすすめ!
生成AIを使いこなして、「スキルアップしたい」「転職したい」「副業したい」という方は生成AIのスクール受講がオススメです。
実践的な内容が学べたり、転職支援が受けられたりと、独学で学ぶよりも効率的です。興味がある方は以下の記事を参考にしてください。
Claudeを使いこなして、生産性を高めよう

今回の記事ではClaudeのプランについて解説しました。
多くのユーザーにベストなプランはProプランです。ただし、使用量が多い方やチームで開発を行なう方々には、それぞれMaxプランやTeamプランがオススメです。
安全性やコード生成能力、ツール使用など、ChatGPTとは違う良さがあるClaudeが、業務に適している方も多いでしょう。ぜひ活用を検討してみてください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!!