ChatGPTを使う上で学習されたくない会話をしたいときもあるでしょう。そんな時はChatGPTの「一時チャット」機能がぴったりです。
ChatGPTの一時チャットって何？
ChatGPTに会話を学習されたくない
一問一答のしすぎでチャットの履歴欄が乱雑に…
この記事を読むことで、上記のような疑問やニーズが解決します。
一時チャットは誰でも簡単に使える意外に便利な機能です。
こんにちは、シントビ管理人のなかむーです。
私もChatGPTと色々な対話をしているので、チャット履歴が乱雑になっています。よくチャットの削除をしていますが、そんな手間が不要になります。
今回も文系目線でわかりやすく解説していきます。
この記事を読むことで以下のことがわかります。
- ChatGPTの一時チャットのメリットや注意点
- ChatGPTの一時チャットの使い方
- ChatGPTの一時チャットの活用例
ChatGPTと学習されたくない話題をしたい方や、ChatGPTを日々たくさん使う方は、ぜひ参考にしてください。
ChatGPTの一時チャット（Temporary）とは？
ChatGPTの「一時チャット」は、会話の履歴を保存せずに使える機能です。通常のチャットとは違い、過去のやり取りやメモリを参照せず、そのセッション限りの応答が行われます。
ただし、「カスタム指示」が有効化されている場合には、その内容が反映されます。「カスタム指示」とChatGPTのパーソナライズ設定の一つです。あなたの仕事内容を伝えたり、、ChatGPTの特徴などを設定したりできます。パーソナライズの具体的な設定方法については、以下の記事を参考にしてください。
一時チャットの内容はチャット履歴一覧に表示されず、30日間のコピー保管後、自動的に削除されます。ブラウザのシークレットモードをイメージすると分かりやすいでしょう。「ちょっと聞きたい」や「あとに残したくない」用途に便利なモードです。
なお、この一時チャット機能は、スマートフォンのChatGPTアプリでも利用できます。
メモリについて知りたい方は以下の記事を参考にしてください。
ChatGPT「一時チャット」のメリット
一時チャット機能のメリットを紹介します。
プライバシーを守れる
一時チャットでは、会話内容が履歴に残らないため、個人的な質問や新しいアイデアを安心して入力できます。やり取りは今後のモデルの学習にも使われないため、プライバシーに配慮した使い方が可能です。
履歴欄が乱雑にならない
軽い調べ物や一度きりの質問を通常チャットで行うと、履歴がすぐにいっぱいになってしまいます。過去のチャットを参照したい場合に、探すのに苦労したことがある方も多いでしょう。
一時チャットを使えば、軽い調べ物や一度きりの質問などの短いやり取りが履歴に残らず、チャット欄が乱雑になりません。確認したいチャットへもすぐにアクセスでき、仕事が効率化するでしょう。
ChatGPT「一時チャット」の注意点
一時チャット機能の注意点もしておきましょう。
完全削除ではない
履歴には残らない一時チャットですが、セキュリティ上の理由から最大30日間はサーバー側でコピーが一時的に保存されます。念のため、機密情報や個人情報の入力は避けるのが無難です。
履歴がない＝チャットの参照＆再利用できない
一時チャットでは、後から内容を見返したり、続きをやり取りすることができません。チャットが終了すると情報は失われるため、繰り返し使いたいテーマには向いていません。
ChatGPTの「一時チャット」の使い方
一時チャットの使い方は簡単です。
【PC】ChatGPTの「一時チャット」の使い方
まず画面右上にある一時チャットのアイコンをクリックします。
するとチャット入力欄が暗くなります。この状態で一時チャットモードが有効化されました。
【スマートフォン】ChatGPTの「一時チャット」の使い方
スマートフォンのChatGPTアプリでも、基本的な操作は同じです。画面右上の点線吹き出しをタップします。
以下の画像のように、一時チャットが有効化されます。
ChatGPTの「一時チャット」の終了方法
一時チャットを終了したいときは、「新しいチャット」を始めるか、他のチャット履歴などをクリックすると画面が切り替わり、一時チャットが終了します。
もちろんブラウザを閉じたり、アプリを終了したりしても終了できます。
ChatGPTの「一時チャット」の活用シーン
一時チャットの活用シーンを紹介します。
パーソナルなアドバイスを受けたい
例えばダイエットをしている場合、普段の食生活や体型などの情報をChatGPTに伝えておくと、より正確なアドバイスがもらえるでしょう。しかし、個人のパーソナルな情報はなかなか入れにくいですよね。このような場合に、一時チャットを使用すると、パーソナルな情報が学習されないため、入力への心理的ハードルが下がり、より的確なアドバイスがもらえやすくなります。
一問一答の簡単な調べ物
ちょっとした用語の意味の確認や、ウェブ検索での調査、計算やデータ分析など、軽く聞いてすぐに解決したい場面には一時チャットが便利です。気軽に質問でき、チャット履歴にも残らないので気にせず何度でも使えます。
公開前の草稿チェック
ブログやSNSの投稿前に、文章のチェックや言い回しの改善をしたいときも一時チャットが活躍します。一時的な相談だけで済むため、履歴を整理する手間もなく、公開前の作業に集中できます。
外国語文章の翻訳
例えば、英語の文章をコピペして日本語に翻訳してもらうようなケースでは、会話を記憶してもらう必要はないでしょう。また、チャットを見返すようなこともあまりないと思います。このような場合に一時チャットを用いると、チャット欄が煩雑になるのを防げます。
他にもさまざまな場面で一時チャットを活用できるでしょう。ぜひ試してみてください。
生成AIスキルを高めたい方はスクールもおすすめ！
生成AIを使いこなして、「スキルアップしたい」「転職したい」「副業したい」という方は生成AIのスクール受講がオススメです。
実践的な内容が学べたり、転職支援が受けられたりと、独学で学ぶよりも効率的です。興味がある方は以下の記事を参考にしてください。
ChatGPTの一時チャットを活用しよう！
この記事ではChatGPTの一時チャット機能について解説しました。
一時チャットはChatGPTに学習されないため、プライバシーに関わるやり取りもしやすくなります。チャット欄も乱雑にならず、生産性も高まることでしょう。
使う時は念のため、クレジットカード情報や機密情報は入力しないのが無難です。また後で確認したくなるようなやり取りは、通常チャットでやる方がおすすめです。
今回の内容を参考にぜひ活用してみてください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました！！
