ChatGPT PR

【最新】ChatGPTのプロジェクト(Project)機能をわかりやすく解説|使い方や活用方法も

記事内に商品プロモーションを含む場合があります

登場以来、私達の生産性を高め続けてくれている生成AI。「ChatGPT」の「プロジェクト(Project)機能」はあなたの生産性をさらに高めてくれる機能です。

ChatGPTに条件や状況を覚えさせたい
ChatGPTが指示を忘れて困る
文章やノウハウを記憶させる方法は?

この記事を読むことで、上記のような疑問やニーズが解決します。

プロジェクト(Project)機能は単なるチャットの分類機能ではありません。うまく活用することで、作業効率が何倍にも高まる可能性があります。

こんにちは、シントビ管理人のなかむーです。

最近の生成AIでは、長期的なタスクにおいて自分好みのアウトプットを得つづけるための「プロジェクト」という機能が提供されています。

今回も文系目線でわかりやすく解説していきます。

この記事を読むことで以下のことがわかります。

ChatGPTで繰り返し作業をしている方や、特定の業務内で使えるノウハウを学習させたい方は、ぜひ参考にしてください。

Claudeにもプロジェクト機能がありますが、機能の目的、できることはほぼ同じです。

ChatGPTのプロジェクト(Project)機能とは?

ChatGPTのプロジェクト(Project)機能は、知識やノウハウ、プロンプトなどを事前に学習させておくことで、ChatGPTを効率化、最適化する機能です。少し荒っぽくいうと、特定業務にChatGPTを最適化させるカスタマイズ機能です。

プロジェクト機能が役立つのは以下のような場面です。

日々仕事でライティングをしているけど、毎回プロンプトを入れ直すのが面倒!かと言って、プライベートでも使うから、パーソナライズ設定に反映するのはできない…

論文作成に使っていて、チャットのやり取りが長くなってくると、ChatGPTが前のやり取りを忘れてしまう。ずっと覚えさせておきたい…

プロジェクト機能は、このような課題に対処できます。具体的には、

  • プロジェクト内でのみ適用させたい、プロンプトを設定できる
    例:専門用語を使わずに高校生でもわかるように説明する
  • プロジェクト内でのみ使える、知識やノウハウを設定できる
    例:自社の技術知識・ノウハウを学習させ、回答に反映させる

プロンプト設定は役割などを与えるシステムプロンプトに、知識やノウハウの追加学習はファインチューニングに近いイメージですね。

ChatGPTのプロジェクト(Project)機能の

プロジェクト機能で得られる主なメリットは以下の通りです。

  1. 特定のプロンプトを毎回入力する手間が減る
  2. 知識やノウハウを毎回学習させる手間が減る
  3. ChatGPTからのアウトプットの質が高まり、回答の一貫性も向上する

①は異なるインプットで、異なるアウトプットを得たいものの、同じスタイルを維持したいライターや動画編集者の方には嬉しいメリットでしょう。

②は目的に合わせて追加学習させたい、研究者や経営者にとって有用でしょう。

しかし、プロジェクト(Project)機能のメリットはこのような手間の削減だけではありません。知識やノウハウを追加学習させたり、プロンプトを与えたりすることで、ChatGPTのアウトプットの質が高まり、回答の一貫性も向上します。ChatGPTからより良いアウトプットを得たいという方にもぴったりです。

仕事だけではなく、プライベートでも活用できる機能です。実践例の章で解説します。

ChatGPTのプロジェクト(Project)の活用例

プロジェクト機能の活用例を紹介します。自身で活用する際の参考にしてください。

  • ブログ記事の構成作成
    キーワードを与えるだけで、事前に与えた構成作成プロンプトに沿って作成。
  • 海外旅行の計画補助
    旅行のスケジュールや滞在先の情報を学習。旅先でのアクティビティや飲食店を調べる際には、学習した情報に基づいて最適なものを提案。
  • 会社の戦略策定
    会社のリソースや業績などを学習させておき、戦略や計画のアドバイスを受領。四半期毎に情報を追加していくことで、さらに精度が向上。
  • 議事録や商品説明文の作成補助
    議事録や商品説明文のフォーマットを登録しておき、会議のメモや仕様を読み込ませて文章を作成。

私はライティング業務で実際に以下のようなプロンプトを登録して活用しています。都度プロンプトを入れる必要がなくなり、とても効率化されました。(業務で使っているので、一部伏せたり、変えたりしています。)

あなたは優秀なWebライターです。あなたには◯◯の記事を書いてもらいます。

読者は◯◯です。◯◯は◯◯の知識が豊富にあるとは限りませんので、専門用語の使いすぎに注意してください。

◯◯のURLを渡したときには、そのURL先にアクセスし、情報を調べてください。

そしてまず「◯◯とは?」という見出しで、250文字前後の簡潔な文章の本文を作成してください。
ただし、機能やメリットは別の見出しで詳細に取り上げるため、この見出しでは詳細に説明することは不要です。

その後、「◯◯の主な機能・できること」を3つ以上あげてください。
その後、「◯◯のメリット」を3つ以上あげてください。

参考として、自由に使ってください。他にもさまざまな業務やプライベートで役立つこと間違いありません。

ChatGPTが検索できるようになったことも加わり、構成作成が爆速になりました!しかも使い回しをしやすいのが、プロジェクト(Project)機能のメリットです。

ChatGPTのプロジェクト(Project)機能の使い方と実践例

ChatGPTのプロジェクト機能の使い方と実例を紹介していきます。

ChatGPTのプロジェクト(Project)機能の使い方

ChatGPTのプロジェクト機能の使い方を解説します。

チャット画面のサイドメニューにある「プロジェクト」の「プロジェクトを新規作成」をクリックします。

ポップアップにプロジェクト名を入力し、「プロジェクトを作成する」をクリックします。

以下が作成されたプロジェクト画面です。見た目は通常のチャット画面と似ています。

チャット欄では通常通りにチャットを行いますが、異なるのは「ファイルを追加する」と「指示の追加」です。

「ファイルを追加する」をクリックしてみると、以下のようなアップロード画面が表示されます。具体的な使い方は次のセクションで解説します。

「指示の追加」をクリックすると、以下のようにテキストエリアが表示され、指示を入力できます。こちらも次のセクションで解説します。

チャットを入力すると以下のように回答が得られます。通常のチャットと同様ですね。モデルも選択できます。

ただし、チャットこのプロジェクト内に履歴が表示されるようになります。関連するチャットが他のチャットに埋もれないので便利ですね。

ChatGPTのプロジェクト(Project)機能の実践例

今回は「ハワイ旅行を計画する」というプロジェクトを作成します。旅行プランには個人の趣味趣向や状況などを反映する必要があります。

さて、まずは特に何も設定せずにプロンプトを入れます。

ハワイ(オアフ島)でおすすめのアクティビティを教えて。自然と触れ合えるのが良いです。

いわゆるハワイの名観光スポットが提示されました。

ここで、指示に情報を追加してみます。

私たちは3人家族で、1歳になる男の子がいます。まだうまく歩いたりはできず、ベビーカーが手放せません。この点を考慮して回答をしてください。

先ほどと全く同じプロンプトを入れてみましょう。

小さい子どもがいて、ベビーカーでの移動になることを考慮してくれるようになりました。

このように自身の状況などを伝えておくと、それを考慮したアウトプットが得られるようになります。

続いて、ファイルを追加して情報を与えてみます。ファイルを追加する場合には、主に以下の2つの使い方があります。

  1. 情報を追加
  2. 情報を制限

一般的に取り上げられるのは、①情報を追加する使い方でしょう。②の情報を制限するとは、数多ある選択肢の中から、リストのある情報のみに限定する使い方です。今回はこの②の「情報を制限」を試します。

ホテルを「行きたい高級ホテル」と「コスパの良いホテル」に分類し、以下の計6つに限定しました。スプレッドシートで作成した以下のリストをPDFファイルに出力します。

それではPDFファイルをアップロードします。

以下のようなプロンプトを入力します。

7泊9日のハワイ旅行のホテルを決めたいです。宿泊数とホテルのカテゴリーは以下の通りです。
同じところには泊まりません。
おすすめの宿泊ホテルを提案して。
3泊:コスパの良いホテル
2泊:行きたいホテル
2泊:コスパの良いホテル

ハワイにはホテルはたくさんあり、値段もピンキリです。また人によって好みも異なるでしょう。事前にリストアップした中から選んでくれるでしょうか。

回答がこちらです。ベビーカーでの移動も考慮した完璧な選出をしてくれました。

このようにプロジェクト機能を活用することで、自分好みにパーソナライズした回答が得られます。

ファイルをアップロードする際には、このように「数多くの情報から、特定のものに限定する」という方法は結構使えるので、参考にしてみてください。

生成AIスキルを高めたい方はスクールもおすすめ!

生成AIを使いこなして、「スキルアップしたい」「転職したい」「副業したい」という方は生成AIのスクール受講がオススメです。

実践的な内容が学べたり、転職支援が受けられたりと、独学で学ぶよりも効率的です。興味がある方は以下の記事を参考にしてください。

ChatGPTのプロジェクト(Project)機能を活用して効率化しよう!

この記事ではChatGPTのプロジェクト(Project)機能について解説しました。

プロジェクト機能を活用すれば、自分の業務に合わせてChatGPTを簡単にカスタマイズできるようになります。これにより、業務が効率化する上にChatGPTのアウトプットの質も高まります。

この記事を参考に、ぜひ活用してみてください。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!!

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA