聞けば何でも答えてくれるChatGPT。ただ、途中の過程を踏んでいないため、自身の学習に使用しても「ちゃんと身に付いていない」と感じる方も多いのではないでしょうか？
そのような方向けに便利な機能が「学習モード」です。
ChatGPTの学習モードって何？
ChatGPTで効率的に学習したい
この記事を読むことで、上記のような疑問やニーズが解決します。
学習モードは単にユーザーの質問に回答するのではなく、ユーザーが理解することをサポートする機能です。
こんにちは、シントビ管理人のなかむーです。
私もよくChatGPTに質問しますが、自分の身になっている感じがありませんでした。しかし、この学習モードを使うことで、「理解している」「身になっている」というのを体感できました！
今回も文系目線でわかりやすく解説していきます。
この記事を読むことで以下のことがわかります。
- ChatGPTの学習モード機能の概要
- ChatGPTの学習モードの使い方とコツ
ChatGPTを学習アシスタントととして活用したい方は、ぜひ参考にしてください。
ChatGPTの「学習モード」とは？
ChatGPTの学習モードは、ユーザーの「何かを学びたい」というニーズに応える専用モードです。通常モードでも質問や調べ物はできますが、学習モードでは理解度に合わせた説明、段階的なレッスン、復習、問題演習など、学びに必要なプロセスをまとめてサポートしてくれます。
言わば「あなた専用のAI家庭教師」のような存在です。
学習モードでできること
学習モードは、最初にテーマとレベルを伝えるだけで、学習計画の作成から始められます。このレベルについてもChatGPTから質問されるので、学習モードに切り替えて「◯◯について学びたい」と伝えるだけで大丈夫です。
あなたのレベルに合わせて難しい概念はかみ砕いて説明し、理解が進むと少しずつレベルを上げるステップ学習が特徴です。また、クイズ形式などで理解度をチェックすることもでき、その場で弱点や間違いを丁寧に解説してくれます。
通常モードとの違い
通常モードは調査・資料作成・相談など幅広い用途に対応しますが、学習モードは「習熟」を目的として最適化されています。説明の難易度調整、復習、自動テストなど、学び続けるための仕組みが一通りそろっており、特に初心者がつまずきやすい部分を丁寧に補ってくれるのが大きな特徴です。
学習を効率的に進めたい人にとって、最も使いやすい機能と言えるでしょう。
ちなみに、学習モードは無料プランでも使えます。
ChatGPT 学習モードの始め方
学習モードの使い方は簡単です。
チャット欄の「＋」をクリックし、「あるゆる学びをサポート」を選択します。準備はこれだけです。
自分の学びたいことを伝えましょう。
すると、ChatGPTからレベル感に関する質問があります。
自分のレベル感を伝えると早速、学習がスタートします。
このようにただ用語の解説をするのではなく、私たちに考えさせることに重点を置いています。
続いて、自分の学びの成果を確認するテストを作成してもらいましょう。
すると、こちらもまずレベル感を確認されました。
正解すると褒め称えてくれます。優しい家庭教師ですね。
回答を間違えると、ただ正しい回答を教えるだけではなく、私たちが何故間違えたのかを自分で気づき、正しく理解できるように導いてくれます。
このように、自分のレベルに合わせて、ChatGPTが学習内容やテストをカスタマイズしてくれます。学習の理解は人によって千差万別ですから、そこを自分仕様に適正化して、サポートしてくれるのは凄いですね。
何回質問しても大丈夫、何回間違えても怒らない。自分のレベルに合わせて、優しく教えてくれるなんて神！
ChatGPT 学習モードの活用例
学習モードは、語学・プログラミング・受験 / 資格試験など幅広い分野に活用できます。どんな学習に使えるか、活用例を紹介します。
ケース1：語学学習のサポート
語学学習は、学習モードとの相性が抜群です。たとえば英語を学びたい場合、レベルを伝えるだけで単語学習・例文練習・リスニング強化まで一貫したレッスンを提案してくれます。
「中学英語レベルで」「発音も練習したい」など細かな要望も反映し、間違えた部分はその場で優しく解説。クイズ形式の復習や、日替わりでの例文テストなど、飽きにくい学習体験が得られます。
学習モードは基本テキストベースです。そのため、単語や読み書きの学習に適しています。スピーキングやリスニングなどは音声入力での学習が適しています。
ケース2：受験 / 資格試験の対策
受験 / 資格学習では、「試験範囲が広くて何からやればいいかわからない」という悩みがよくあります。学習モードなら、目的の資格名を伝えるだけで弱点分析、学習計画、テスト形式の練習問題まで自動で作成してくれます。
たとえば簿記、ITパスポート、FPなどで、よく出るテーマを重点的に復習する仕組みを作ってくれます。また受験においては、「世界史の受験問題を作成して」「江戸幕府について理解を深めたい」「物理のオームの法則を解説して」など、範囲を限定して理解をサポートするのもオススメです。
ChatGPTは間違えた問題をもとに個別の補足説明や追加問題も提示されるため、効率的なスパイラル学習が可能です。
「スパルタで教えて」と追加すると、ヒントなしやレベルの高い問題も出してくれます。自分の目的に合わせて、ChatGPTに要望を出してみてください。
ケース3：ITの基礎学習
今の時代は、仕事でITに関する基礎知識が必須です。とりわけIT職への就職や転職では、ITの基礎知識を正しく理解していることが重要です。
学習モードを活用することで、未経験や初心者向けに難しい専門用語をかみ砕いて説明したり、基礎概念をステップ形式で学べるよう構成してくれます。
例えば、OS、サーバー、ネットワーク、クラウドなどの仕組みを理解するのに適しています。
「Webの仕組み理解できているかテストして」
「DNSとIPアドレスの関係を例え話で説明して」
「Python学習の基礎文法を学ぶカリキュラムを作成して
このようにうまくChatGPTの学習モードを活用することで、就職や転職に向けたITの基礎学習もスムーズにできることでしょう。
IT職はこれからのAI時代にも伸びる職種です。未経験からでも狙える職種が多数あるので、ChatGPTを活用した転職も検討してみてはいかがでしょうか。
学習モードを効果的に活用するためのコツ
ChatGPTの学習モードは、ただ使うだけでも便利ですが、ちょっとした工夫で学習効果が大きく変わります。ここでは「初心者でもすぐ実践できるコツ」を厳選して紹介します。
ポイント1：最初に”目的”を伝える
学習モードは、あなたの目的を起点に最適なレッスンを組み立てます。「会計の仕事ができるようになりたい」「副業のためにPythonを習得したい」など、できるだけ具体的に伝えると効果的です。
同じ学習でも、資格試験のためか、実務のためか、単なる知識かで範囲や深度は異なります。目的が鮮明なほど、ステップの精度が高まり、ムダな学習を省けるでしょう。
ポイント2：わからない部分は正直に「わからない」と言う
AIに遠慮は不要です。難しい説明が続いたら、「もっと簡単に」「例え話を使って」「図解風に」などと伝えれば、理解しやすい形に調整してくれます。
自分のペースに合わせられるのは、学習モードならではのメリットです。
ポイント3：定期的に”クイズ形式”に切り替えてみる
知識は「理解→思い出す」過程で定着します。学習モードでは、穴埋め問題や選択式のクイズで理解度をチェックできるため、学んだ内容を効率的に記憶に残せます。
間違えた箇所は自動で解説がつくので、弱点を素早く修正できます。
ポイント4：学習の最後に必ず「今日のまとめ」を依頼する
レッスンの締めに「今日の学習内容を要点だけまとめて」と伝えるだけで、復習の質が大幅にアップします。翌日の学びもスムーズになり、継続しやすい状態を作れます。特に長時間学習したときほど、短いまとめが効果を発揮するでしょう。
ポイント5：スケジュールに合わせて”軽めの学習”に切り替える
忙しい日でも「5分だけ復習したい」「今日は例文だけ3つ教えて」など短時間に調整可能です。続けることが何より重要なので、柔軟に学習量を調整しましょう。
AIがどんどん賢くなる時代、「このまま今の仕事だけで大丈夫かな…」と不安を感じますよね
実際、事務・営業・販売の一部業務はAI化が急速に進んでいます。ですが、AIを扱う”ITサイドの仕事”はむしろ不足しています。
そしてIT未経験でも、AIに強い仕事へ”半年で”キャリアチェンジした人が増えていて、今の不安を”強いキャリア”に変えるチャンスです。
新しいキャリアに挑戦したい方は以下の記事も参考にしてください。
生成AIスキルを高めたい方はスクールもおすすめ！
生成AIを使いこなして、「スキルアップしたい」「転職したい」「副業したい」という方は生成AIのスクール受講がオススメです。
実践的な内容が学べたり、転職支援が受けられたりと、独学で学ぶよりも効率的です。興味がある方は以下の記事を参考にしてください。
ChatGPTの学習モードで今日から学びを始めよう
ChatGPTの学習モードは、目的設定からレッスン、復習、理解度チェックまでを一貫してサポートしてくれる”学習専用のモード”です。
初心者でも扱いやすく、語学・プログラミング・資格対策など幅広い学習に活用できます。今日から気軽に使い始め、自分専用の学習パートナーとして育てていきましょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました！！
例：積極財政と緊縮財政の違いについて理解するのを手伝ってください。