テキストから音楽を生成するAI「Suno(スノ)」。ボーカル付きの曲をAIが生成してくるということで、SNS上でとても話題になりました。
※正式名称は「Suno(読み方:スノ)」のようですが、日本では「SunoAI(読み方:スノエーアイ)」と呼ばれています。
Sunoって何?
どうやって使うの?
商用利用などはできるの?
この記事を読むことで、上記のような疑問が解決します。
「生成AI」というと、ChatGPTなどのテキスト生成AIやMidjourneyのような画像生成AIが先行していますが、音楽生成AIもとても熱いです。
こんにちは、シントビ管理人のアキラです。
音楽生成AI「Suno」は、音楽制作の常識を変える可能性があります!しかも、日本語にも対応しています!!
今回も文系目線でわかりやすく解説していきます。
私のように音楽の才能に恵まれなかった方も、AIの力を借りて自身の楽曲を制作することが可能になります。また音楽活動をしている方にとっても、自身の楽曲制作の幅を広げることに役立つことでしょう。
この記事を参考に、音楽生成AI「Suno」で楽曲制作を始めてみましょう。
音楽生成AI「SunoAI」とは?日本語の歌詞も生成できる
「Suno(スノ)」は、AI(人工知能)を利用して音楽を生成するツールで、アメリカのマサチューセッツ州ケンブリッジに拠点を置く研究チームが制作しています。
Sunoはユーザーがテキストで入力したテーマやジャンルに合わせて、独自のメロディやボーカルを生成します。Sunoを活用することで、音楽理論や楽器を演奏するスキルがなくても、オリジナルの楽曲を生み出すことができるのです。
- テキストから音楽を生成する
- 様々なジャンルの曲を生成できる
- 歌詞&歌付きで生成する
- 日本語にも対応している
- 無料から始められる
- 有料プランでは商用利用もできる
ポップス、クラシック、民族音楽など、ジャンルを超えて生成できますし、ギター、ピアノ、フルートなど様々な楽器を使った曲も生成できます。
歌声も英語だけでなく、日本語が可能ですし、男性・女性の声も対応しています。
SunoAIの選べる料金プラン|無料から始められる
Sunoには、有料・無料合わせて3つのプランがあり、あなたのニーズに合わせて最適なプランを選ぶことができます。
「まずは試してみたい」「無料で制作したい」という方には、「Basic Plan」がオススメです。毎日50クレジットが提供され、約5種類10曲生成することができます。(1回の生成で2曲生成されます。)
ただしBasic Planで作成した曲は商用利用不可のため、個人で楽しむだけに留めておきましょう。
「もっと多くの楽曲を制作したい」「商用利用したい」と考えている方は、「Pro Plan」や「Premier Plan」を検討してみてください。
プランごとの違いを一覧にします。
Basic Plan | Pro Plan | Premier Plan | |
---|---|---|---|
①月額料金 1ドル=約150円 2024年3月時点 | 0ドル 0円 | 10ドル 約1,500円 | 30ドル 約4,500円 |
②楽曲生成回数 | 10曲/日 50クレジット | 500曲/月 2,500クレジット | 2,000曲/月 10,000クレジット |
③商用利用 | ✕ | ◯ | ◯ |
④クレジットの追加 | ✕ | ◯ | ◯ |
⑤優先生成 | ✕ | ◯ | ◯ |
⑥同時生成 | 2曲 | 10曲 | 10曲 |
①月額料金
有料プランの料金は、10ドル〜です。ドルで支払うため、その時の為替相場によって変動します。(2024年3月現在は、1ドル約150円)
支払い方法はクレジットカード、またはGooglepayです。
掲載の価格は「毎月請求」の際の料金です。「年間請求」にすると20%お得になります。
初めて利用する方は、無料のBasicPlanがオススメ。慣れてきて「もっと使いたい!」となったら、有料プランにするといいと思います。
「ずっと使うぞ!」となったら、年間請求を検討してもいいですね。
②楽曲生成回数
Sunoは、プランごとに「Credit(クレジット)」が提供され、クレジットを消費して楽曲の生成を行います。1曲の生成には5クレジットを消費します。
曲の長さを変更したりすると、その分クレジットを追加で消費します。そのため、生成回数はあくまで目安としてください。
③商用利用
生成した楽曲を商用利用する場合には、Pro PlanまたはPremier Planを契約する必要があります。
無料プランで生成した楽曲は、商用利用ではない場合でも(例えばSNSに投稿するなど)、帰属を表示する必要があります。(例:「Made With Suno」)
Sunoで生成した楽曲を販売する方法について興味がある方は、こちらの章を参考にしてください。
商用利用などについては、「Sunoを利用する上でのよくある質問」の章も確認してください。
④クレジットの追加
クレジットを使い切った後の追加購入です。有料プランでは追加料金を支払うことで、クレジットを追加できます。
⑤優先生成
生成が混み合っている場合には、有料プランを契約していると、優先的に生成が行われます。
⑥同時生成
無料プランの場合には、2曲まで同時に生成することができます。有料プランの場合には、10曲まで同時に生成することが可能です。
SunoAIを利用する上でのよくある質問
Sunoを活用する上で、気になるのが利用規約です。SunoのWebサイト(Notion上)に掲載されているFAQを元によくある質問を抜粋しました。
なお掲載する内容は、2024年3月時点のものです。今後Sunoの規約が変更される可能性もあるため、利用時点の規約をよく確認してください。
商用利用の範囲は?
商用利用には、「YouTubeでの収益化やSpotify、Apple Musicなどの音楽ストリーミングサービスへのアップロード、広告や映画、テレビ番組、ポッドキャストでの曲のライセンス使用など、収益を生み出すあらゆる使用が含まれる」とのことです。
有料プランであれば、上記の商用利用目的での利用がOKです。
無料プラン時に作成した楽曲は、有料プラン以降後、商用利用できるか?
NGです。商用目的で利用する可能性がある場合には、始めから有料プランで生成することをオススメします。
既存の曲の歌詞を生成に利用できるか?
NGです。ただし、曲の所有者または許可を得ている場合を除きます。
FAQは一度呼んでおくことをオススメします。
>> SunoのFAQはこちら
音楽生成AI「SunoAI」で生成した楽曲を販売して稼ぐ方法
Sunoで生成した楽曲を、SpotifyやAmazon Music、Apple Music、LINE Musicなどの音楽販売プラットフォームに登録し、販売することが可能です。
ただし、それらのサイトに一つひとつ登録するのは非常に面倒です。また専門的な知識も必要になります。そこで音楽配信代行サービスを利用するのが良いでしょう。
音楽配信代行サービスを選ぶポイントは以下です。
- 生成AIを活用した楽曲を販売できる ※必須
- メジャーな音楽配信プラットフォームで配信できる
- 販売時の手数料が安い
これらの条件を満たす音楽配信代行サービスとしては「narasu」がオススメです。
このような音楽配信代行サービスを活用して、自身の作曲した楽曲を販売してみましょう!
※配信には審査があり、却下基準に当てはまる場合には、審査が却下となる場合があります。
音楽生成AI「SunoAI」で楽曲制作の新時代の扉を開こう!
この記事では、音楽生成AIのSunoについて、解説をしました。
使い始めたばかりですが、私もワクワクが止まりません。有料プランに切り替えて遊んでみる予定ですので、詳しい使い方などを随時共有していこうと思います。
気になった方は、ぜひSunoを体験してみてください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!!