2024年5月13日には最新モデル「GPT-4o(オムニ)」がリリースされました。それに伴い、プランの内容も変更があったため更新しています。
2024年も生成AIの話題に中心にいる「ChatGPT」。1月には新たな有料プラン「ChatGPT Team」が登場しました。これにより、ChatGPTには計4種類のプランができました。
ChatGPTのTeamプランって何?
私はどのプランにすればいいの?!
仕事のメンバーとGPTsを共有したい
この記事を読むことで、上記のような悩みや疑問が解決します。
ChatGPTはプランの選択肢を増やすことで、ユーザーのニーズに対応してくれた反面、わかりにくくなっています。
こんにちは、シントビ管理人のアキラです。
新たに発表された「Team」プラン!私も興味新々です。
今回も文系目線でわかりやすく解説していきます。
この記事を読んでいただくことで、ChatGPTのプランについて理解することができます。また「わたし(わたしたち)」はどのプランにすべきなのか、がわかることでしょう。
ぜひプラン選びの参考にしてください。
ChatGPTの4つのプランを比較
ChatGPTには、2024年1月現在4つのプランが存在します。「Free」「Plus」「Team」「Enterprise」の4つです。
それぞれのプランの主な対象ユーザーは以下の通りです。
プラン名 | 対象ユーザー |
---|---|
Free | ChatGPTを体験したい方向け |
Plus | 個人で利用したい方向け |
Team | 中小企業や部署・グループで利用したい方向け |
Enterprise | 大企業向け |
次の章で詳しく比較します。
ChatGPTのプラン比較
ChatGPTのプランごとに、違いを表形式にしました。細かい違いを挙げると専門的になりすぎるため、初心者向けにおおざっぱにしています。
Free | Plus | Team | Enterprise | |
---|---|---|---|---|
1アカウントの料金 | 無料 | 月額20ドル | 月額30ドル ※1 | 要問い合わせ 年間契約のみ |
モデル | GPT-3.5 GPT-4o | GPT-3.5 GPT-4 GPT-4o | GPT-3.5 GPT-4 GPT-4o | GPT-3.5 GPT-4 GPT-4o |
GPT-4oの利用制限 | △ | ● | ○ | 要問い合わせ |
画像生成 | ー | ○ | ○ | ○ |
ブラウジング | △ | ○ | ○ | ○ |
音声入力 | ー | ○ | ○ | ○ |
データ分析 | △ | ● | ○ | 無制限 |
ファイルのアップロード | △ | ○ | ○ | ○ |
コンテキストウィンドウ※3 | 8K | 32K | 32K | 128K |
GPTsの利用 | △ | ○ | ○ | ○ |
GPTsの作成 | ー | ○ | ○ | ○ |
ワークスペース※4 | ー | ー | ○ | ○ |
プライバシー | ー | ー | ○ | ○ |
セキュリティ | ー | ー | ● | ○ |
顧客サポート | ー | ー | ー | ○ |
最低利用アカウント数 | 1人 | 1人 | 2人 | 要問い合わせ |
新機能への早期アクセス | ー | ○ | ○ | ○ |
※1
年間契約で1アカウント月額25ドルになります。
※2
チャットの中でChatGPTが返答を行う際に参照する、以前のやり取り履歴情報のこと。数値が高いとChatGPTは以前のやり取りをより多く記憶しておくことができます。
※3
複数のユーザーが共同でChatGPTを使用できる環境のこと。
いままではTeamプランがなかったために、「組織に導入したいけど、セキュリティ面と価格面が合わない…」と感じていた方は多いのではないでしょうか。
GPTs(ジーピーティーズ)については、以下の記事を参考にしてください。
初心者向け:どのプランを選べばいい?
私はどれを選べばいいかよくわからない…
ChatGPTのプランによる違いを紹介しました。それでは結局自分はどのプランを利用すればいいのか?という疑問について、アドバイスします。
Q:仕事で使用するから、セキュリティを大事にしたい
1人〜複数名であればTeamプランがオススメです。
利用人数が大規模になるようであれば、Enterpriseプランについて問い合わせをしてみるといいでしょう。
Q:部署・グループ単位でChatGPTを共有して使用したい
Teamプランがオススメです。専用ワークスペースが提供され、GPTやメンバーの管理ができます。
Q:フリーランスをしていて、仕事で使用したい
Plusプランがオススメです。GPTsを使うことで、個人の業務が大幅に改善するでしょう。
またGPT-4のモデルは学習情報が「2023年4月」まであり、ブラウジング機能で最新情報を取得することも可能です。業務で使うには、情報の新しさは大切ですよね。
もし、個人情報や顧客情報を入力する可能性がある場合には、利用者が1人であってもTeamプランがオススメです。(利用料金は2名分になります)
Q:そろそろ生成AIを試してみようかな…
まず試してみたいという方にはFreeプランがオススメです。試して面白そうだな、使えそうだなと思ったら、ぜひプランのアップグレードを検討してみてください。
ChatGPTでスキルアップをしたい方は
ChatGPTが世界に公開されて1年以上が経ちましたが、増々ChatGPTの存在感は増すばかりですね。
すでに多くの企業で生成AIが取り入れされていますが、まだ「生成AIの活用の仕方がわからない」「周りにおいていかれている」と焦っている方も多いでしょう。
そのような方向けには「DMM 生成AI CAMP」がオススメです。生成AIのスクールとしては日本国内唯一のリスキリング補助金適用を受けられるオンラインスクールです。
以下の記事で詳しく紹介していますので、興味がある方はぜひご覧ください。
ChatGPTを使いこなして、生産性を高めよう
今回の記事ではChatGPTのプランについて解説しました。
新たに登場したTeamプランは、PlusプランとEnterpriseプランの間にあった「中小規模のチームで利用したい」というニーズを的確に捉えています。
今後生産性を高める組織がたくさん増えることでしょう。ぜひみなさんのチームにも導入を検討してみてください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!!