2025年11月、ChatGPTに新機能「グループチャット」が追加され、複数人でChatGPTを活用できるようになりました。友人や同僚と同じチャットに参加しながら、GPTに質問したり、アイデアをまとめてもらったりできるため、学習や仕事の進め方が大きく変わります。
ChatGPTのグループチャット機能って何?
グループチャットの使い方が知りたい
この記事を読むことで、上記のような疑問やニーズが解決します。
こんにちは、シントビ管理人のなかむーです。
普段、ChatGPTに確認した内容をコピペしたり、スクショしたり面倒でしたよね。このグループチャット機能の登場で効率化されます!
今回も文系目線でわかりやすく解説していきます。
この記事を読むことで以下のことがわかります。
- グループチャット機能の概要やできること、制限
- グループチャット機能の使い方
- グループチャット機能の活用シーン例
本記事では、グループチャットの概要やできること、使い方などをわかりやすく解説します。初めての方でも迷わず活用できるよう、具体的な操作手順と注意点まで一通り理解できる内容になっていますので、ぜひ参考にしてください。
ChatGPTの新機能「グループチャット」とは?

ChatGPTのグループチャット機能は、複数のユーザーが同じチャットルームに参加しながら、ChatGPTに質問したり、意見整理を依頼したりできる機能です。
参加者全員が同じ画面を共有するため、情報共有やアイデア出しがスムーズになります。また、必要に応じてカスタム指示を追加すれば、ChatGPTを最適化することも可能です。
グループチャットの基本仕様
グループチャットでは全員が同じスレッド内で会話を進められます。基本仕様は以下の通りです。
- 参加者は最大20人
- 参加者はChatGPTのアカウントが必要、無料プラン可
- ChatGPTのモデルは「GPT-5.1 Auto」
- ChatGPTは全ての会話に返信するわけではない(ChatGPTが返信をするのは、メンションをつけたり、ChatGPTが必要だと思ったりした時)
チャットに参加しているユーザーは随時削除可能ですが、グループ作成者は削除できません。
無料プランでも参加できるのは嬉しいですね。
グループチャットでできること
グループチャットでも個人利用と同じように、ChatGPTに質問したり、要約や校正、調査、翻訳など依頼をしたりできます。その他、以下のようなことも可能です。
- ブラウジング
- 写真やファイルの追加
- 画像生成
- グループチャット内でのカスタム指示
特に写真やファイルを追加することで、ChatGPTに情報を共有し、特定の作業に特化させて使うこともできます。
例えば、マーケティングチームが商品情報や競合情報などをChatGPTにファイルで共有することで、自社商品のマーケティングに特化したChatGPTを活用することが可能です。
知っておきたい注意点・制限
グループチャットは便利な一方、いくつか仕様上の制限があります。これらを理解して活用しましょう。
- 機能制限がある
- キャンバス
- 音声モード
- データ分析
- Deep Research
- タスク
- エージェントモード
など
- 各自のメモリやカスタム指示は反映されない
- 権限などの管理機能はない
ChatGPTのグループチャットの始め方&使い方

ここからは、グループチャットの始め方&使い方を解説します。
グループチャットの作成方法
グループチャットの作成方法はとても簡単です。画面右上に表示される人型アイコンをクリックします。

ウィンドウが表示されるので、「グループチャットを開始する」をクリックします。

招待用の共有リンクが表示されますので、「リンクをコピーする」をクリックし、招待したい人にメールやLINEなどで共有しましょう。

グループチャットの参加方法
グループチャットへの参加方法を紹介します。共有されたURLをクリックすると、ChatGPTの画面が表示され、参加の確認画面が表示されます。以下の画像はスマホアプリの場合です。

ChatGPTのバージョンが古い場合には、参加できない場合があります。最新バージョンにアップデートしてください。
「グループチャットに参加する」をクリックすると、グループチャットの画面が表示されます。以下は招待者の画面です。新しいユーザーが追加されたことが表示されました。

ここらへんのユーザーインターフェースはLINEなどとほぼ同じですので、難しくはないですね。
グループチャットの使い方
それでは実際のグループチャットの使い方を解説します。画面の下に表示されているチャット欄でやり取りやChatGPTへの指示ができます。

通常のやり取りは以下のように行われます。普段LINEなどを使っている方には馴染みがありますね。

ユーザーのメッセージにはリアクション、引用返信ができます。
ここからがChatGPTのグループチャットのメインの機能です。グループチャット内で、ChatGPTに質問をしてみましょう。ChatGPTに質問する時には、「@(アットマーク)」でChatGPTにメンションします。

ChatGPTに質問をしてみると、普段のやり取りと同じように、ChatGPTが回答をしてくれます。

ChatGPTからの回答を誰かに共有したい時、今までいちいち回答をコピペしたり、スクショしたりしていたと思います。しかし、このグループチャットを使えば、そのようなことをする必要がなくなり、簡単に内容を共有できるようになりました。これは便利ですね。
グループチャットのメニュー
最後に、グループチャットのメニューを解説します。グループチャット画面の左上に表示される「新しいグループチャット」をクリックするとメニューが表示されます。

- ユーザー
ユーザーの確認、削除ができます - グループのリンクを管理する
共有用リンクを表示します - グループ名を変更する
グループチャットの名称を変更します - ChatGPTをカスタマイズする
ChatGPTにカスタム指示をします
「ChatGPTをカスタマイズする」するをクリックすると以下のような画面が表示されます。

「カスタム指示」に指示内容を入力すると、ChatGPTが回答時に参照します。(例:中学生にもわかるように回答して)
「自動的に応答する」は、ChatGPTに直接質問をしていなくても、ユーザーが必要としている時を判断し、ChatGPTが自動的にメッセージをくれる機能です。不要な場合にはオフにしましょう。
ChatGPTのグループチャットは何に使える?活用シーンを紹介

グループチャットは個人利用と違い、参加者全員が同じ回答を見ながら議論できるため、チーム作業や学習の効率が大きく向上するでしょう。ここでは、実際に役立つ具体的な活用シーンを紹介します。
仕事での活用
仕事の場面では、議事録作成、企画検討、文章のレビューなどで力を発揮します。各メンバーが自由に意見を書き込み、それをChatGPTが要点整理しながら一つのアウトプットにまとめてくれるため、ミーティングの時間短縮にもつながるでしょう。
また、カスタム指示やファイル追加を活用して、業務に応じた情報を追加すれば、判断の質が高まります。
- マーケティング戦略の策定
- 営業資料やHP掲載文章などの校正
- 商品企画のアイデア出し
など
複数人で行う議論や会議の場では、積極的に活用してみてはいかがでしょうか。
学習グループでの活用
勉強会や資格学習など、複数人で学ぶ場面にも向いています。参加者がわからない点をそれぞれ質問すると、ChatGPTが全体の流れを整えながら説明してくれるため、理解のばらつきが少なくなります。
個人で勉強するよりも、グループ全体の疑問をまとめて解消できる点が大きな利点です。
- 大学のゼミでの文献共有・ディスカッション
- 資格試験の勉強会で「共同質問箱」として利用
- 語学学習グループでの添削・表現の共有
など
家族・友人間での活用
家族間・友人間においても、多くはありませんが、活用できるシーンはいくつかあります。特に旅行や専門知識を必要とする悩み相談などのシーンでは大いに活用できるでしょう。
専門知識を必要とする悩み相談とは、例えば不動産トラブル、離婚調停などがあげられます。
- 旅行の計画づくり
- ちょっとした悩み相談
- 誕生日・イベントのアイデア出し
など
先日、親戚(AIを使ったことがない)から離婚に関する相談を受け、親権、面会、養育費の相場などについてChatGPTに確認し、コピペして共有しました。グループチャットを使えたら、相手のお悩み解決も簡単だったなぁと感じました。
こういうシーンにおいて、無料プランでも利用できる点は大変ありがたいですね。
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AI × チームの新しい働き方でチーム作業を効率化しよう
ChatGPTのグループチャットは、「複数人で同じAIを使いながら進められる」という新しい協働スタイルを実現する機能です。参加者それぞれの意見をChatGPTが整理し、必要に応じて要約や補足を行ってくれるため、議論の流れを崩さずに作業を進められます。
仕事の共同作業、学習グループ、アイデアのレビューなど幅広いシーンで活用でき、チーム全体の理解や判断のスピードが向上するでしょう。
使い方自体はシンプルなので、まずは小さなプロジェクトや勉強会で試してみるのがおすすめです。ChatGPTと複数人が同じ場所で考えることで、新しい発見や協働の形が見えてくるでしょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!!






