AI時代に事務職は危険？未経験からAIに強いITエンジニアに転身する3ステップ

ChatGPTなどのAIがこれだけ進化して、自分の仕事は本当になくならないのだろうか？

もしあなたが今、事務職やオペレーション業務（決まった手順の作業）をしているなら、将来に不安を感じるのは自然なことです。残念ながら、単純な事務作業は遠くない未来、AIに代替されていくことはほぼ間違いでしょう。

でもだからといって、

肉体労働だけが人に残された仕事？
AIを作れるスーパーエンジニアだけが生き残る？

という話でもありません。今後の働き方で大きな差になるのは、AIやITを現場で“使いこなせる人材”になれるかどうかです。

そして、AI・ITを使いこなせるエンジニアには、むしろチャンスが広がっています。企業は「変化に対応できる人材」を求めており、未経験からでもITの基礎を身につけた人には、これまで以上に多くのキャリアの扉が開かれているのです。

こんにちは、シントビ管理人のなかむーです。

私はエンジニアではありませんが、IT業界で働いています。友人にもIT業界が多くいますが、未経験からの転職はとても増えています！
現にパティシエだった友人は、未経験からITエンジニアへの転職を成功させました。

この記事を読むことで以下のことがわかります。

この記事でわかること

未経験からのITエンジニアを目指すべき理由
未経験から「AIに強いエンジニア」になるための3ステップ
タイプ別、IT未経験者が「最初に相談すべき」IT転職エージェント4選
など

この記事では、文系・未経験からでも間に合う、「AIに仕事を奪われる側」から「システムを開発・運用する側」へ回るための、現実的なキャリア転身のステップを解説します。

「時代の変化に取り残される」のではなく、「自分の可能性を広げるため」に、今日から一歩を踏み出してみませんか？

この記事の目次

なぜ今、未経験から「ITエンジニア」を目指すべきなのか？
- 1. 「AIを使うだけの仕事」はいずれ価値がなくなる
- 2. プログラミングのハードルは「AI」が下げてくれた
未経験から「AIに強いエンジニア」になるための3ステップ
【未来予想図】エンジニアになると、3年後にどうなる？
【タイプ別】未経験者が「最初に相談すべき」IT転職エージェント4選
よくある質問｜AI時代、本当に未経験でも大丈夫？
- Q. 「プログラマーはオワコン」と聞きましたが？
- Q. 30代・文系でも間に合いますか？
迷った今こそ、一度プロに相談してみよう

なぜ今、未経験から「ITエンジニア」を目指すべきなのか？

エンジニアなんて、理系で頭の良い人しか無理でしょ？

このように思っている人こそ、今がチャンスです。実は、AIの登場によって、未経験者がエンジニアになるハードルは以前よりも大きく下がっています。

1. 「AIを使うだけの仕事」はいずれ価値がなくなる

いま多くの人がChatGPTなどのAIツールを活用して、業務効率化を進めています。とても良い流れですが、「ツールを使えること」だけでは将来的に差別化が難しくなるとも言われています。誰でも使えるツールが増えるほど、操作スキルだけでは評価されにくくなる可能性があるためです。

一方で、「AIを組み込んだサービスをつくる側」や「AIが動く基盤（インフラ）を支える側」のニーズは伸び続けています。ITエンジニアとしてシステムの仕組みを理解できるようになると、AIを“使うだけ”ではなく“使いこなす側”としてキャリアの選択肢を広げることができます。

2. プログラミングのハードルは「AI」が下げてくれた

以前は、プログラミング学習で挫折する人が多い時代がありました。

しかし今では状況が大きく変わっています。エラーが起きてもChatGPTに相談すれば具体的な解決策を提示してくれますし、基本的なコードは「Copilot」などのAIが自動生成してくれるようになりました。

だからこそ、現代のエンジニアに求められているのは、複雑なコードを丸暗記する力ではありません。

「AIを使って何を実現したいのか」を考え、設計していく力です。これは、文系の方が得意とする“読解力”や“論理的に物事を整理する力”がそのまま活かせる領域でもあります。

未経験から「AIに強いエンジニア」になるための3ステップ

では、具体的にどんな順番で進めればいいのでしょうか。実は、方法そのものよりも順番を間違えることでつまずいてしまう人が少なくありません。

逆に言えば、正しいステップを踏めば未経験でも着実に前に進んでいけます。

STEP 1. まずは「自分が目指す職種」を決める

最初に必要なのは、ゴールの設定です。AI時代を踏まえて未経験から挑戦しやすい職種として、代表的なのが次の2つです。

開発エンジニア（システムを作る）
Webサービスや業務システムを開発する職種です。

戦略のヒント
「流行っているからPython一本で勉強する」よりも、実務で需要の高いJava などから入るほうが、未経験者にとっては安定しやすい場合があります。
基礎が身につけば、AI活用はその後いくらでもキャッチアップできます。
インフラエンジニア（システムを支える仕事）
サーバーやネットワーク、クラウド環境を運用・保守する職種です。

戦略のヒント
AIが動く土台を支える重要な領域であり、安定需要が強く、未経験採用も比較的多いのが特徴です。

どちらが自分に向いているのか、まだわからない

このような状態でも問題ありません。次のステップで見極めていきましょう。

STEP 2：【重要】独学だけで始めない（まずは方向性の確認から）

まず参考書を買って独学を始めよう……

多くの人が「まず参考書を買って独学 → 転職活動」の流れを想像しますが、これは挫折しやすいルートでもあります。理由は、正しい学習の順番や適性がわからないまま進んでしまい、遠回りになりやすいためです。

そこで今の時代の賢い立ち回りとしておすすめなのが、転職のプロ（転職エージェント）に相談して“自分専用の学習ロードマップ”を作ってもらうこと。

未経験特化のエージェントの中には、

プログラミング研修を無料で受けられる
適性診断の上で学習方針を一緒に決めてくれる

といったサービスが用意されているところもあります。

彼らを「転職先を探す場所」とだけ捉えるのではなく、「無料で利用できるキャリアサポート＆学習の伴走者」として活用すると、大きな遠回りを防ぐことができます。

STEP 3：学びながら動いていく（磨き続ける）

エージェントに登録してカウンセリングを受けると、「現在の年齢・経歴なら、この言語をこの順番で学ぶと3ヶ月後に転職が現実的」といった具体的な指針が見えてきます。

その道しるべをもとに、学習と転職活動を並行して進めていくことで、「独学で迷走 → 自信をなくして辞めてしまう」という状態を避けながら、着実にスキルと経験を積み上げていけます。

【未来予想図】エンジニアになると、3年後にどうなる？

もしエンジニアになったら、どんな未来が待っているのか気になる

そんな方に向けて、一般的なキャリアの成長イメージを紹介します。

1年目（基礎を固める時期）

【年収イメージ：300〜350万円前後】
まずは現場に慣れ、仕事の進め方を理解しながら、できることを少しずつ増やしていく期間です。先輩のサポート業務やテスト業務など、比較的取り組みやすい業務からスタートします。

3年目（ひとり立ちの時期）

【年収イメージ：400〜500万円前後】
業務全体をひとりで任されることが増え、自走できるようになってくるタイミングです。
さらにAIツールを上手く活用して成果につなげられる人は、作業スピードや品質の高さが評価されやすく、重宝される傾向があります。

5年目以降（上流工程やリーダーへステップアップ）

【年収イメージ：600万円〜を視野に】
仕様づくり（要件定義）やチームを導く仕事へ進むケースも増えてきます。
ここまで来ると、会社依存になりすぎずキャリアの選択肢が広がるフェーズに入ります。

もちろん、成長のスピードは人によって違います。ですが、未経験からでも1年・3年・5年と経験を積むことで確かな変化が生まれるというのは、エンジニアの世界でよく見られるパターンです。

今回の転職活動は、その未来につながる最初の一歩。焦らず、一緒に進んでいきましょう。

【タイプ別】未経験者が「最初に相談すべき」IT転職エージェント4選

まだスキルがないから登録できない

と遠慮する必要はありません。

ここで紹介するのは、「スキルがない状態からエンジニアを目指す人」を専門にサポートしている4社です。もちろん、すべて利用は無料です。

転職エージェントは、採用した企業から報酬を得るビジネスモデルです。そのため、転職者の利用は無料なのです。

ただし、「とにかく転職だけさせて、キックバックを得る」という悪徳エージェントもいるので注意してください。
💡こういう悪徳転職エージェントは、転職者の学習支援はしないです。

なぜ「エージェント経由」だとブラック企業を避けられるのか？

未経験者が自力で求人サイトから応募すると、「大量採用・大量離職」を繰り返すブラック企業（研修なしで現場に放り込む会社）に当たるリスクがあります。一方、エージェントは「紹介した人が早期退職すると、報酬が返金になる」というビジネスモデルです。そのため、すぐに辞めるような劣悪な環境のブラック企業は、最初から紹介リストから除外されています。 これが、未経験者こそエージェントを使うべき最大の理由です。

未経験の方が求人サイトから直接応募すると、企業の実態が見えにくく、入社後に「思っていた環境と違った」というケースが発生することがあります。特に、研修体制が整っていない企業に入ってしまうと、いきなり現場に配属されてしまい負担が大きくなることも。

一方、エージェントは 「紹介した人が早期に退職すると報酬が減る」というビジネスモデル のため、求職者が長く働きやすい環境かどうかを非常に重視します。その結果、研修制度や受け入れ体制が整っていない企業は紹介リストから外れるケースが多く、自然とリスクを避けやすくなります。

つまり、エージェントは「転職先を紹介してくれる存在」というだけでなく、ミスマッチを防ぎ、安心して働ける企業に出会うためのフィルターとしても大きな役割を担っているのです。